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箕面市 50坪G様邸にて屋根葺き替え工事!瓦からカラーベスト(コロニアル)へ
【工事のきっかけ】
瓦屋根で長年雨漏りに幾度も悩まされて補修してきたが、今回葺き替え工事を検討されていました。
基本情報
箕面市・50坪和風住宅にて瓦からコロニアルへの屋根葺き替え工事【着工前】
箕面市にお住いのG様邸の屋根の葺き替え工事の施工事例をご紹介します。
G様邸は築40年の瓦屋根で長年に渡り、雨漏りに悩まれていました。
何度も雨漏りしては瓦を差し替えるなどの工事を行ってきましたが、
今回の雨漏りにより、思い切って屋根の葺き替え工事をする決断をされました。
瓦が凍てるという、少し専門的で難しく聞こえますが『瓦が凍てる』とは
日本瓦は大きく分けると陶器瓦のことなのですが、その陶器瓦は産地やメーカーにより瓦の製造法が
異なります。特に地域により使用する瓦が違ってきます。
瓦は土、粘土を高温で焼き上げた屋根材です。
焼き上げた瓦は多少の水分が瓦の中に浸透しています。
気温が下がると瓦の内部に浸透している水分が凍ります。
そして、気温が上がると溶けます。
これにより蒸発できない水分が凍る、溶けるを繰り返し瓦に浸透した水分の体積が増え膨張して
結果、瓦が割れるという現象が発生してしまいます。
北面の屋根は日が当たりにくく、凍るという現象が起きやすい為、『凍てた瓦』が多くなるのはそのせいです。
約130㎡という大きな屋根の葺き替え工事です。
所々、瓦を差し替えた箇所が確認できます。
谷樋箇所です。谷板金と瓦のまわりには漆喰が使用されます。
この漆喰が劣化して剥がれ落ちていました。
棟の面戸の漆喰の剥がれです。
この隙間から棟の下地の土に水が浸入して雨漏りや棟の崩れが発生することがあります。
土葺き工法は瓦の下地に土を使用します。土がしっかり固まっている状態です。
土が固まってない状態です。
土が崩れていると瓦の高さが変わり、瓦と瓦に隙間が生じて雨水が浸入してしまいます。
箕面市・50坪和風住宅にて瓦からコロニアルへの屋根葺き替え工事【施工手順】
瓦屋根の葺き替え工事といえばまず、瓦の捲りからスタートです。
作業はもくもくと捲るということです。
正直、体力勝負です。
かなりハードですが、根気よくスタミナが切れないように捲っていきます。
瓦を捲れば、次にたっぷりの土が出てきます。
これは葺き土と言って瓦屋根の下地に使用する土です。
屋根面の袖部分と軒先部分の瓦は残し、平場のをすべて捲っていきます。
なぜ残すかというと土が下にできるだけ落ちないようにこの部分の瓦は最後に捲ります。
実は瓦の下地である土の量は家々によって異なります。
これは葺いた屋根の職人によって違ってきます。
写真の屋根では土の量は多い方だと思います。
この土を機械でとる訳ではありません。
ここももくもくと土を手作業で取り除きます。
使う道具は塵取りなどの土を取りやすい道具です。
土は土嚢袋に入れます。作業上のポイントは土嚢袋にあまり土を入れすぎないということです。
なぜなら・・・単純に入れすぎると重くなり運ぶのが大変になってきます。
べた葺き工法・・・屋根全面に隙間なく土を置く工法。
筋葺き工法・・・葺き土の量を減らして瓦の谷の部分のみ土を置く工法。
葺き土を土嚢袋に入れある程度、持ち運びしやすい重さまで土を詰め込みます。
このくらいの下屋根の大きさでこれくらいの土嚢です。
屋根全体ですとかなりの量になります。
土嚢をできるだけ効率よく積み下ろすために一ヵ所にまとめます。
屋根材の下地に使用する防水材。
昔は下葺き材として雨水や乾燥にも強い杉の木の杉皮が使用されていました。
※最近ではゴムアス系ルーフィングという合成繊維不織布という下地に改質アスファルトなどを合わせたものを使用します。
50年経った杉皮です。
50年とは思えないほど表皮はしっかりしています。
土の撤去後、下地清掃。下葺き材の杉皮がむき出しに出てきました。
ほうきで綺麗に清掃します。
所々、杉皮がなくなり穴があります。
壁際付近まで杉皮がギッシリ敷きこまれています。
材料搬入です。※写真(胴縁・構造用合板・カラーベスト)サイズ
胴縁 t15×W30×L3000
構造用合板 12ミリ 910×1820
カラーベスト(コロニアルクァッド)910×414
建築物の構造用に係わる製材について、施工の合理化し、木造住宅や木造建築物の振興を図るため、
多種類の流通寸法の標準化・簡素化、木造住宅の高品質化のための乾燥材の供給拡大、製材の強度性能を明確化することに
より、木造3階建、大規模建築物の増加に対応した製材。
建築物の構造部分の用途のため『針葉樹の構造用製材の日本農林規格』(平成3年)制定。
用途別の規格化を推進するため、針葉樹の造作用製材、針葉樹の下地用製材、広葉樹製材のJAS規格を制定。(平成8年)
品名:構造用合板
寸法:12×910×1820
等級:2級
ホルムアルデヒド:F☆☆☆☆
シックハウスの原因となるホルムアルデヒド等級において最上級規格。最もホルムアルデヒドの放散量が少ない建材。
家具や建築資材、壁紙を貼るなど接着材などに含まれている化学物質の一つです。
建材や調度品などから発生する化学物質、カビ・ダニなどによる室内空気汚染等による健康影響を及ぼしてしまうこと。
※症状:目がチカチカしたり涙が出る、鼻水が出る、のどの渇き・痛みやせきなど。
ユニパー(荷上機)を用い胴縁と構造用合板を屋根に上げていきます。
胴縁は躯体垂木に打ち付け固定させ、その上から構造用合板を胴縁に釘止めします。これで屋根下地と躯体が一体化になり新しい屋根下地となります。
谷や出隅、入隅などは胴縁や合板をカットして納めていきます。
構造用合板は一枚が910×1820の規制品ですのでできるだけその規格の大きさのまま屋根に敷き、固定させます。
屋根の不陸なども調整しながら、下地を造ります。
新しい下地ができると足元もしっかりしているので作業効率も上がってきます。
国産合板の大部分は、合板の日本農林規格(JAS)によって製造されています。
日新工業 カラールーフィング(JIS A6005)
アスファルト含浸紙に良質なアスファルトを浸透・被覆し、表面に鉱物質粉粒を付着。
特殊合成樹脂で着色した屋根下葺き材。
軒先から棟(下部から上部)にかけてルーフィングを敷いていきます。
ルーフィングは10センチ以上ラップさせます。
ケラバなどの端部は少し大きめに垂らし後でカットします。
ルーフイングは棟(屋根と屋根が交差する頂上部分)には被せます。
ルーフィング張り完成です。
ルーフィングを張ることは屋根葺き工事にとってかなり重要です。最近ではどの屋根にも必ず敷かれています。
屋根下地で防水させることは万が一、屋根から雨水が浸入してもルーフィングが防水させ、雨水を室内へ浸入させないという役割があります。構造用合板と屋根材を直貼りさせないことで、木材への保護にもなります。
軒先には軒先水切板金を取り付けます。軒先水切の重ね合わせは50ミリ以上にします。
上面側を役物固定釘で455ミリ以下の間隔で留め付けます。
のぼり木にけらば水切を取り付けます。ケラバ水切は軒先水切より20ミリ出して取り付けます。
役物固定釘で横から455ミリ以内の間隔で取り付けます。
谷板金の先端は屋根材よりも30ミリ程度伸ばし、屋根材の先端から下に折り曲げます。
谷板金のジョイントは100ミリ以上重ねて、重なり部にはシーリングを2重にします。
谷板金に直接釘止めするのではなくこのように吊子を使って455ミリ以内の間隔で両側を固定します。
屋根材カラーベスト(コロニアルクァッド)到着です!
屋根材搬入しました。
使用する屋根材はカラーベスト(ケイミュー)です。
作業効率の向上と下葺き材の飛散防止の為、下記の写真のように屋根材を配置します。
屋根材・役物部材等が滑り落ちないように十分に注意します。
荷揚げ後はすみやかに施工を行っていきます。
カラーベスト専用固定釘を使用します。
屋根釘32:KL32TZ
66本/袋
鉄製溶融亜鉛メッキ・リング釘
(木下地・モルタル下地用)
軒板(スターター)の上端位置(軒先水切から212ミリ)に横墨打ちした後に専用軒板を張っていきます。
軒板は軒先水切から20ミリ出して横墨に合わせて張っていきます。
軒板は横に強く突付けないように軽くすかす程度で施工します。
軒板は屋根釘4本で留め付けします。
一段目の施工
軒板の取付後、屋根材と軒板の合わせ
マークを合わせて施工します。
屋根材は一枚に対して屋根釘4本で固定します。
全長×全高:1115ミリ×440ミリ
全幅(収納時):260ミリ(102ミリ)
最大切断寸法:主刃物・970ミリ 隅切刃・50ミリ
孔あけ寸法:上ポンチΦ3.5 前ポンチΦ4.0
前ポンチ孔あけ位置 40・50ミリ
重量(除:工具):≒22キロ
ハンドルを持ち上げて左側から屋根材を差し入れ、下に刃の上に水平に置き、切断線を下の刃に合わせてカットします。
谷樋部分のカラーベストを納めていきます。谷樋の溝に沿ってカラーベストをカットして固定釘で留め付けします。
谷板の端部から60ミリ程度カラーベストを出します。
屋根リフォームでは雨押え板金をその場で下地から作ります。
笠木を板金の下地を入れビス留めします。
加工した雨押え板金と取り付けていきます。
雨押え板金取り付け後、壁との取り合いはシール処理を施します。
壁際取り合い部の施工完了です。
軒先から棟にかけて撮った写真です。
棟板金の写真です。
棟板金の下地には貫板が打ち込まれています。
まっすぐ通った棟が完成しました。
ケラバ板金部分
下屋根カラーベスト部分
箕面市・50坪戸建て住宅にて屋根葺き替え工事【大屋根完成~外観】
屋根工事竣工日に屋根全体の点検をして工事が終わります。
もちろん施主様立ち会いの元、施主様に確認後、足場を解体する許可がもらえると、
工事は竣工となります。
この現場では雨漏りが原因で悩まれていて、雨漏りを止めるための屋根葺き替え工事でした。
もちろんその後の雨漏りはありません。
施主様にも大変喜んで頂けました。
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