荒川区西日暮里の4階建てマンションにて笠木点検を実施、笠木の役割と補修の必要性もご紹介
更新日：2023年02月16日
荒川区西日暮里の4階建てマンションで屋上のベランダ笠木が取れてしまったとご相談をいただきました。「笠木」というのは一般住宅にも多く使用されているのですが、実際にどこを指しているのか、どのような役割を担っているのかをご存知の方は少ないように感じます。そこで今回は笠木についてご紹介したいと思います。
マンション屋上に取り付けられている笠木点検
今回台風で被害を受けたのはマンション屋上の壁頂部に取り付けられた板金です。笠木というのは正にその頂部を保護している板金の事なのですが、板金と決まっているわけではありません。塀に瓦が取り付けられていたり、階段壁に化粧材が取り付けられてたりと、要は頂部を保護している部材が笠木と呼ばれています。
笠木は外壁頂部を保護する大事な部材です
今回台風でその笠木が取れてしまったのですが、外れてしまうと躯体が露出してしまいます。もちろん笠木下地には防水紙が取り付けられていたりと防水施工はされているのですが、太陽光や雨水に晒されやすい部分の為傷みやすい場所でもあります。するとそこから雨漏りを起こし外壁はもちろんのこと屋上から雨漏りを起こしてしまうこともあります。そのようなトラブルを防ぐために笠木があるのです。
定期的な点検・補修で外壁からの雨漏りを防ぎましょう
笠木が外れてしまう要因はいくつかあります。まず一つ目は今回のような台風等の自然災害、2つ目は経年劣化です。いかに頑丈な部材が使用されていたとしても継目から雨水が入りこんだり、釘が腐食して抜けてしまえば外れてしまう可能性は高くなってしまいますので、定期的なメンテナンス・築年数に応じた交換が必要になります。また笠木はもちろん躯体にクラックが生じていないかなども確認し雨漏りや腐食を起こさないような補修を行っていきましょう。
記事内に記載されている金額は2023年02月16日時点での費用となります。
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