いつもご覧いただきありがとうございます。
　飯田市内にて行った、遮熱塗料を使った屋根塗装工事のご紹介です。
　屋根材はスレートです。

　他社で塗装によるメンテナンスを屋根も外壁も行ったそうですが、10年も経たないうちに劣化してきてしまったということでした。
　改めて無料点検を行いました。

無料点検

　屋根はすっかり色褪せて、コケも目立っていました。

　屋根材自体は塗装が可能な状態でしたので、遮熱塗料による塗装を提案しました。

　こういった平板スレート屋根の中には、製造された年代によって
　塗装ができない、あるいは塗装が適さない屋根材があります。

　1996年以降、アスベスト問題を受けて「Noアスベスト」を掲げて販売開始となった屋根材「パミール」がその一つです。
　2008年までは販売されていましたので、2021年現在、販売終了間際の頃に家を建てられた方はちょうど劣化症状が目立ち始めてくる時期です。

　ご自宅がスレート屋根だという方がいれば、ちょっと気を付けて見てみてください。

　「心配だから見て欲しい」という方も、ご連絡いただければお伺いします！遠慮なくお電話ください。

足場設置

　大きなお宅ですが、足場屋さんは事前に打ち合わせをし、図面通りに手際よく部材を並べていきます。

　家一軒を半日で組み上げてしまいました。

　足場にメッシュを貼るのは、作業員の安全を確保するのと、汚れが飛散しないようにという意味合いがあります。
　ご近所さんにもご挨拶をし、ご理解とご協力をお願いしています。

高圧洗浄

タスペーサーによる縁切り

屋根塗装

下塗り

　屋根の下塗りに使用する塗料はアステックペイント社の「サーモテックシーラー」です。
　遮熱機能のある塗料なので、同じく遮熱機能のある上塗り材と併用することで、一層の遮熱効果が期待できます。

　日当たりの良い二階のお部屋などは、塗料の効果が実感できると思います！

上塗り1・2

　雪止めなどの細かい部分をハケで丁寧に塗ってから、ローラーで大きな面を塗装していきます。

　今回使用した上塗り材は、アステックペイント社の「スーパーシャネツサーモSi」です。
　色は「クレタグレー」という色で、この「スーパーシャネツサーモ」シリーズの専用色です。

　１回目の上塗りが乾いた後、２回目の上塗り作業に入ります。

　さらにツヤが出てきました。職人さんは狭い場所にもかがんで入り込んで作業してくれています。
　最終的なチェックは足場が取れてから行いますが、実際にこうして作業している姿が見られると安心しますね。

仕上げ塗装

　足場を外した後は、必ず仕上げ塗装を行います。

　屋根を塗装する場合、1階の下屋根にも足場を組むので、その部材のあとが屋根に残りやすいのです。
　こういったところもしっかりチェックして仕上げ、再度点検して完成です。

床防水塗装

　ここではベランダの床も塗装しました。
　屋根の塗装と同様に、ケレン・下地処理、高圧洗浄機による水洗い、再ケレン、掃除・・・という工程を経ています。

　屋根だけでなく、ベランダや外壁の劣化が原因となって雨漏りにつながることもあります。
　さらにちょっとした変化に見て見ぬふりをしてしまうと、被害が大きくなってしまうこともありますので、

少しでも「何か前と変わってきた？」と感じる箇所があったら
早めに専門家に見てもらうことをお勧めします！

　何事も早目に対処すればコストも低く抑えられます(^-^)

完成

　遮熱塗料は、色によって「日射反射率」が変わってきます。
　白色よりも黒色の方が暑く感じるように、やはり淡い色の方が遮熱効果が高くなります。

　今回使用した「クレタグレー」も、白に近い少し青みがかったグレーなので、今までよりもお部屋が暑くないというような遮熱効果が期待できると思います。

　遮熱塗料にもご興味のある方は是非お問い合わせくださいね。