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【お問い合わせのきっかけ】
担当:谷
庭に出て何気なく屋根を見上げ「大分、色褪せてきたので屋根塗装でもしようかと考えていたら、屋根の先の瓦がなくなっていたとこに気付いた」という四街道市鹿放ケ丘のお客様です。 建築に詳しい知人に聞いたところ、パラマウント瓦で現在、生産していないことを知り、「屋根が直せないとどうなるのだろうか」と不安になったそうです。ネットで調べたところ、弊社のサイトに辿り付き、ご相談を承りました。 点検したところ、下り棟の先端の瓦が確かになくなっていました。しかし、以前、屋根葺き替えをしたお客様からいただいたパラマウント瓦が偶然、弊社の倉庫に残っていたので修理可能となりました。また、屋根にはカビが大量に繁殖していたので、屋根塗装で再発を防止します。
担当:谷
下り棟の最下段の瓦が一つだけなくなっています。台風の強風に屋根が耐えられなかったのでしょう。瓦を支えている漆喰にもひびが入って崩れだしてきています。また、その漆喰にはかつて塗装された跡がありました。
雨樋には枯れ草や土が溜まっています。周りに畑が多いということも影響しているのでしょう。防水性が落ちたパラマウント瓦にはカビがびっしりと生えています。これは綺麗にしたいところです。
足場を仮設し、街の屋根やさんのシートをかけます。屋根工事などは人生の中で何度も行うことではありませんから、ご近隣の方が困ることもあるでしょう。そんな時はすぐにこのシートのお電話番号にご相談ください。工事に入るまで棟の先端には養生をしておきました。
ますば土や苔が溜まっている雨樋を掃除してしまいましょう。ゴム手袋をして、手で清掃してて行きます。あらかた、苔や泥が取れたら、終了です。この後、屋根塗装前に行う高圧洗浄で残った泥も綺麗に流します。
下り棟先端の瓦が落下してしまった部分に棟取り直し工事を行います。これまで棟瓦は葺き土を土台として銅線で固定されていました。今回は固定方法を変更します。銅線は貫板を固定するだけにします。
葺き土と違って、流出する心配のないシルガードで土台を形成し、その上に樹脂製の葺き板「タフモック」を銅線で固定します。今回はこの樹脂製のタフモックに瓦をビス止めすることにしました。ステンレスのパッキン付きビスですので、錆にも強いことが特徴です。
棟の継ぎ目はシルガードよりも防水性の高いシーリング材を充填し、雨水の浸入を防止します。これで棟が元に戻りましたが、先端の瓦の色がちょっと違ってしまいました。一番低く、目に入る部分なので、屋根塗装で色を統一します。
高圧洗浄をしたところ、これまでの塗膜がほとんど落ち、真っ白になってしまいました。気持ちいいくらいの色落ちです。ここまで洗浄したのには理由があります。パラマウント瓦は表面の塗膜の下にスラリー層と呼ばれる着色層があります。このスラリー層を落とさないと塗料が密着しないのです。
もちろん、そのそれに対応して密着力を上げるスラリー層対策用のシーラーも存在します。普通に塗っても大丈夫なセメント瓦、スラリー層対策用のシーラーが必要なパラマウント瓦やモニエル瓦、これらの区別は非常に難しく、屋根塗装を依頼すると失敗を恐れて断る業者も存在するそうです。
しっかりとスラリー層対策を行ったので、塗料の乗りも非常にいいです。塗料はこういった瓦と相性のいいハイルーフマイルドシリコンを使用しました。色はシャインレッドで、洋瓦の雰囲気を盛り上げてくれます。
仕上げの上塗りを行います。こうやって見ると、新品の屋根のようですね。屋根が以前の輝きを取り戻しました。この状態を見て、以前はカビだらけだったということを想像できる人がいるでしょうか。
以前は建材は現地調達ということが多かったため、廃盤もなかったのですが、建材が工場で生産されるようになったため、廃盤商品が存在するようになってしまいました。現在、廃盤製品についてはメーカーのサイトなどでひっそりと公開されていますが、気付く方は少ないでしょう。お施主様にお引渡しする時、仕上がりを確認してもらったところ、「あの屋根がここまで綺麗になったのか」と驚いておられました。次のメンテナンスでも塗り替えは可能でしょうが、被災した場合、直すことができないので屋根葺き替えをお薦めします。
パラマウント瓦で以前破損して修復工事と屋根の塗装工事をして頂いたお客様で今回工事後の定期点検に参りました。
工事後の初めての定期点検でしたが、以前台風の影響で植栽がぶつかり瓦が破損してしまいましたが、お客様が植栽を伐採してくれたそうで、影響が無くなり瓦に悪さをする事も無くなっていたので安心できます。
瓦は現在生産終了な瓦なのでこれ以上破損してしまうと修復が不可能になってしまう為、メンテナンス塗装をしてしっかり維持出来る様にするほかありません。今回の調査では取り直した棟瓦が問題が出ていないか、塗装が剥がれていないかをしっかりと調査致します。
今回の定期点検は大きな災害が起こっていない事から瓦に大きな問題は全く出ておらず問題は無い物でした。棟瓦もパッキン付きビスで固定している事からズレなども無く地震にも動じていません。瓦が動いていない事から屋根塗装した部分にも影響が出ておらず、剥がれもありませんでした。瓦は一枚一枚が独立していますのでズレが生じると塗料の剥がれに繋がることが多いのですが、今回の調査では塗料の不具合も全くありません。瓦塗装している事から瓦自体のひび割れや凍結による爆裂も無い事から現在良好なことが伺えます。
コケ等はどうしても凹凸がある事から少々生え始めて入る物の現在瓦に影響を与えるものではなく問題は無いです。雨樋も一度清掃をしてから詰まりまなく植栽が生える事も無くなっています。とても屋根にとって問題は無く状態としてはとてもいい状態を保たれていました。
現在、私達、街の屋根やさんでは、新型コロナウィルスの対応として点検結果のご報告や御見積書は、お電話と郵送/メールで対応させていただいております。
どのリフォームが最適?屋根リフォームの種類【街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
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