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諏訪市|雪害で破損した雨樋の下見調査と火災保険対応案内
更新日:2025年11月4日
こんにちは、街の屋根やさん松本諏訪平店です。
冬の終わり、屋根の上では知らないうちに「雪の跡」が残っています。
見た目は小さなへこみや歪みでも、実は雨樋(あまどい)の勾配が狂って水が流れない状態になっていることが多いのです。
今回は諏訪市杉菜池で雪害により破損した雨樋のご相談を受け、下見調査に伺いました。
長雨や大雪で気になっている方へ、現場の状況と対処の流れ(火災保険の扱い含む)をわかりやすくご説明します。
M様からのご連絡は「雨が多いと軒先から水があふれて落ちてくる。音も気になる」というものでした。
実際に拝見すると、軒樋の勾配(勾配=水が流れる角度)が狂い、雨水が溜まったまま流れない箇所が多数。
地元の冬は昼間に解け、夜に凍ることを何度も繰り返すため、屋根や軒先に重い氷の塊ができやすく、樋を押し曲げる力がかかります。
原因は「落雪や凍結による衝撃+長年のゴミ詰まり+樋金具の緩み」。
お客様は「保険で直せるなら助かる」とのことで、保険適用の可能性を確認しつつ下見調査を行いました。
下見で確認した主な問題点は以下の通りです。
1)軒樋の勾配が狂って雨水が流れない(オーバーフローの原因)
2)樋受け金具が変形または外れている箇所あり(雪の重みで引き抜かれた可能性)
3)樋内に泥・落ち葉が蓄積している(排水不良を助長)
4)雪の落下による衝撃で一部の集水器がずれている
これらは単体でも雨樋の排水不良を招きますが、複合すると「オーバーフロー→外壁への水はね→基礎周りの湿気増加→凍害拡大(冬)」という連鎖につながります。
諏訪地方の冬は氷点下になることが多く、昼に溶けた雪が夜に再凍結して塊になるという気象条件が頻繁に発生します。そのため、雨樋にかかる負荷が他地域より大きいのが特徴です。
雪害による破損は主に次のメカニズムで起きます。
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重みによる引き抜き:連続した積雪・凍結で樋に過大荷重がかかり、樋受け金具が抜けたり、ビスが緩んだりします。
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落雪の衝撃:雪塊が一気に滑落すると、樋に強い衝撃荷重がかかり変形や折損が生じます。
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氷詰まり(アイスダム):軒先で凍結が起き、樋内に氷が詰まると溝が塞がれ、上流で水が溜まります。
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付着ゴミの効果:落ち葉・泥が堆積すると水の流れが阻害され、わずかな勾配の狂いでも溜まりが発生します。
現場では、勾配チェック・金具の変形有無・樋の断面変形(歪み・ひび)・集水器の状態を写真・数値で記録し、修理見積りを作成します。
北面の軒先は日照が弱く、雪が長く残る箇所です。
写真を見ると樋の底に水が溜まっており、本来流れるはずの出口付近が逆勾配になっていました。
逆勾配は樋受けの一部が曲がっているか、下地の取り合いが沈んでいる可能性があります。
ここは、まず落ち葉や泥を清掃してから勾配調整(樋受け金具の位置調整や下地の補強)を行うと改善が期待できますが、金具の変形や樋の著しいたわみがある場合は、該当区間の
一部交換が必要です。
交換は部分的に取り替えることでコストを抑える方法と、将来の安心を優先して全周交換する方法があります。
どちらが適切かは現地の下地状況とお客様のご希望によって判断します。
🧭☑️「南面 軒樋の溜まりと下へのオーバーフロー」
南面は軒樋が勾配不足で雨水が溜まり、その先のタキロン屋根(波板)へ直接落ちています。
雨の日の音が大きいとのことでしたが、これは水が一気に落ちるために発生する騒音で、長期的には入念な水切り処理が必要です。
溜まりが続くと上流の接合部から漏水のリスクも高まります。
対処は①堆積物の清掃→②勾配再設定→③必要に応じて集水器の位置変更と下流のドレン性能向上、というステップです。
樋の内部を見ると泥や小枝が長年にわたり溜まっており、水の通り道が狭くなっています。
軒樋は年に一度の清掃でも大幅に改善しますが、今回ように氷や雪による変形がある場合は
清掃+勾配修正+金具交換の併用が必要です。
保険申請を検討する場合は、現況写真(施工前写真)と被害状況の記録が重要です。
当社ではその写真記録と簡易見積を無料で作成します。
保険で直せる可能性が高いケース
当社のサポート範囲
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当社は現地調査・被害写真の撮影・見積書作成・保険会社提出用の書類作成サポートを行います。
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ただし重要:保険申請の「代行(代理で申請を行うこと)」は行えません。これは保険業法・関係法規により代理申請が違法となる場合があるためです。
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お客様ご自身での申請が必要な場合、当社は必要書類のチェックリスト作成や、記入例の提示、保険会社へ提出する際の同席(同行)など申請を円滑にするためのサポートは全面的に行います。
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具体的例:被害箇所の写真(ビフォー・アフター)、当社の被害診断書、概算見積書、工事工程表などを準備します。これらを持ってお客様が保険会社へ申請することで、スムーズな審査が期待できます。
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無料点検(現地下見):被害を写真とメモで記録します。
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見積り作成:修理内容(清掃/部分補修/全交換)と費用の提示。
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保険申請サポート:提出書類一式の作成支援と、必要に応じてお客様同行での説明。
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承認後の工事実施:足場架設→既存樋撤去→下地補修→新規樋取付→通水確認→清掃。
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完了報告とお支払い:工事完了後の写真・保証説明・アフターフォロー。
足場を組む工程は安全第一のため不可欠です。足場費用は保険で認められる場合が多く、総費用負担を軽減できます。
諏訪地方の雪害は「見えない力」で雨樋を痛めます。
今回の現地調査では、勾配不良・樋内の堆積物・金具の変形が確認され、放置すると外壁や基礎への悪影響、さらには雨漏りリスクへとつながる可能性が高い状況でした。
多くのケースで火災保険の支払い対象になり得ますが、保険の適用可否は契約内容に依存します。
街の屋根やさん松本諏訪平店では、写真記録・診断書・見積書の作成など申請に必要な資料はしっかり準備してサポートします(※申請代行は行いません)。
まずは早めの点検と、被害状況の写真記録をおすすめします。小さな歪みでも、次の雪で大きなトラブルになる前に手を打ちましょう。
お客様の声
「冬場に屋根から『ガサッ』と大きな音がしてから気になっていました。放っておくと大変そうだと感じていたところ、すぐに無料点検に来ていただき安心しました。写真や専門的な説明をもらい、自分でも保険会社へ相談しやすくなりました。丁寧なサポートに感謝しています。」
担当者よりひとこと
雪害は見た目より内部ダメージが大きいことが多いです。特に樋は「水の逃げ道」ですから、ここが壊れると建物全体に悪影響を及ぼします。弊社は現地の状況を写真で記録し、保険申請に必要な書類作成のサポートまで対応します。ただし、保険の申請そのものを代行することは行っておりません(法規上の理由)。お客様と一緒に進める形で確実に対応しますので、まずはお気軽に無料点検をご依頼ください。
諏訪市は冬季に厳しい冷え込みが生じやすく、昼夜の凍融が屋根や雨樋に影響を与えます。
古い住宅では屋根形状や勾配設計が現在の気候変化に合っていないことがあり、落雪対策や排水改善が必要です。
観光シーズンの諏訪湖周辺は風も強くなりやすく、雪が偏って積もることも多いので、建物の向きや樋の配置にも注意が必要です。
定期的な点検と早めの対策で、冬の暮らしを安心に変えましょう。
雪害で雨樋が気になる方はまずは**無料点検をご利用ください。
当社は書類作成サポートまで対応します。
地域密着27年。
外装劣化診断士・2級建築士・施工管理技士が在籍する
**「街の屋根やさん松本諏訪平店(イトウ住建)」**にお任せください。
「屋根の不安」を「安心」に変えるお手伝いをいたします。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane-matsumoto@email.plala.or.jp
株式会社イトウ住建
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長野県塩尻市大門四番町6-5
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