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日立市のセキスイかわらUの調査とメンテナンス方法を解説
更新日:2021年11月5日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は、日立市で行った屋根の調査の様子をお届けいたします。
お客様のご依頼内容は…
・瓦の端の部分がボロボロになっている
・細かく崩れているようなので見てほしい
「セキスイかわらU」は瓦の形をしていますが、厚型のスレート材でできています。
そしていろいろと問題を抱える屋根材でもあります(。‥`)
| セキスイかわらU(第一世代) | アスベスト含有 1975年~1990年8月まで販売 |
| セキスイかわらU(第二世代) | ノンアスベスト 1990年8月~2007年まで販売 ※現在は製造中止 |
| セキスイかわらUの主な劣化症状① | 表面の塗膜が剥がれ白い基材(下地)が露出 |
| セキスイかわらUの主な劣化症状② | 表面に無数のひびが入り、細かく砕ける |
| セキスイかわらUの主な劣化症状③ | 屋根材の端からボロボロと崩れる |
軽くて強い素材とブランド力の効果もあり、「屋根を葺き替えるならセキスイかわらU」と言われるほど、かつては定番の屋根でした。
耐震性もあり非常に優れた屋根でしたが、アスベストの健康被害の問題を受け、ノンアスベスト製品として新たに販売されました。
しかし無石綿化されて以降は、塗膜の剥離や破損、すぐに割れて崩れ出すといった様々な問題を抱えることになっていきます。
今までノンアスベストの屋根材は販売実績がなく、これまでとは全く異なる材料で製造したため、
数年経過したころから、表面の塗装が剥がれるといった白化現象が起こり始めました。
やがて屋根全体にひび割れが広がり、トラブルやクレームが相次ぐ事態となってしまいました。
参考記事➤
屋根がセキスイかわらUで適切なリフォームが分からない方へ
前置きが少々長くなりましたが、早速セキスイかわらUの調査を開始します。
お客様宅は築30年近くとのことで、劣化状態が非常に心配です。
先端部分が剥がれ下地の白い基材が露出
何層にもボロボロに剥がれコケも付着
ひび割れを起こし、端がボロボロと剥がれているセキスイかわらUは、とても脆い状態です。
通常の大人が乗っても踏み割れる心配はありませんが、余計な負荷をかけて屋根材を損傷させては
いけませんので、危険だと思われる場所は高所撮影用の機材を使用して調査を行います。
半分以上の屋根材が端の部分で下地の基材が露出し、崩れや欠損が生じていました。
やはり懸念した通り、経年劣化による損傷が著しい状況です。
お客様によると、幸いにもまだ雨漏りは発生していないようですが、今後も損傷が
進み陥没等が起こった場合、雨漏りに繋がる可能性は十分にあります。
セキスイかわらUは塗装?葺き替え?カバー工事?
↓ ↓ ↓
ノンアスベストのセキスイかわらUは「屋根葺き替え工事」が適正なメンテナンス方法です。
ただし、条件によっては「屋根カバー工事」も施工が可能です。
屋根葺き替え工事/セキスイかわらU解体中
ガルバリウム鋼板の金属屋根に葺き替え完了
屋根カバー工事を行う際の条件
↓ ↓ ↓
元々の屋根材がスレートで、カバー工法でセキスイかわらUに葺き替えた場合。
屋根葺き替え工事と同様にセキスイかわらUを撤去し、スレート屋根の上にカバー工事を施します。
※最近はセキスイかわらU専用の波板形状のカバー屋根材も販売されています。
なぜ塗装ではだめなの?
↓ ↓ ↓
塗装の前には、古い塗膜を剝がすために高圧洗浄を行います。しかしノンアスベストの
セキスイかわらUは、その高圧洗浄に耐え切れず割れてしまうからです。
さらにセキスイかわらUには「塗膜が接着しにくい」という特徴もあり、
仮に劣化があまり進んでいない場合でも、塗装はお勧めできません。
塗装はあくまでも剥離した塗膜部分を補うものです。多少は表面が綺麗になっても、費用がかかる割に防水機能が保持されるわけではありません。
実際、「せっかく塗り替えたのにすぐ剥がれてしまった…」といった不具合も多く発生しています。
そしてなにより、塗装で脆くなった屋根材が強化されることはありませんので、セキスイかわらUのメンテナンスをお考えの方はご注意ください!
アスベストを含有している屋根材は、含有していない屋根材と比べ、撤去費や処分費が割高になります。
セキスイかわらUは1990年8月以降にノンアスベストになりましたが、見分ける方法はあるのでしょうか?
屋根の頭頂部の棟際にある刻印で判別します。
築31年以上のお宅で、アスベストの有無が分からない場合は、この刻印で確認することができます。
各所で雨樋に歪みや変形が起こっていました。傾斜が適切でない箇所には雨水や
泥が溜まってしまい、軒樋を支える金具に常に負荷がかかっています。
雨樋から正常に雨水が排出されないため、降雨の度に壁やその周辺が水浸しになります。
家屋へのダメージが蓄積する前に、早目の対処が必要です。
外壁のひび割れも多くの場所で発見しました。軽度なひび割れではなく、
いずれも幅や長さもある深いひび割れです。
ひび割れが大きくなると、内部に雨水が侵入し外壁材を傷めてしまいます。
またカビやシロアリの発生にも繋がりますので、ひび割れの幅が0.3mm以上の
場合は補修をお勧めしています。
セキスイかわらUにの特化した内容でお届けしましたがいかがでしたでしょうか。
今回お客様には屋根葺き替え工事とともに、足場をかけるため、
雨樋交換と外壁補修も併せてご提案をさせていただきました。
「屋根の端が捲れている」「屋根が白っぽくなっている」等々、屋根のお悩み事や
メンテナンスは、街の屋根やさん水戸店までお気軽にご相談ください
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