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筑西市の屋根遮熱工事で工場屋根の高温化と塗膜劣化を改善した施工事例
筑西市 屋根補修工事
【工事のきっかけ】
今回ご相談いただいたのは、茨城県筑西市にある工場の屋根遮熱工事です。お客様は以前から、夏場になると工場内の暑さが厳しくなり、空調を入れてもなかなか温度が下がらないことにお悩みでした。
さらに、稼働時間の長い工場では電気代の負担も大きく、できるだけ節電につながる方法を探されていたそうです。そこで屋根から伝わる熱の影響に着目され、現地調査から対応できる街の屋根やさんである私たちへご相談いただきました!
基本情報
- 施工内容:屋根補修工事
- 施工期間:3ヶ月
- 築年数:40年
広い折板屋根全体に熱を受けやすい状態が見られました

最初に屋根全体を確認すると、工場の屋根は広範囲にわたる折板屋根でした。
折板屋根は工場や倉庫で多く採用される丈夫な屋根ですが、金属製のため日射を受けると熱を持ちやすく、夏場は屋根面の温度が一気に上昇しやすいという特徴があります。
今回の屋根も大きな破損こそ見られませんでしたが、表面には汚れや経年による傷みが出始めており、遮熱性能は十分とはいえない状態でした。
面積が広い分だけ屋根から室内へ伝わる熱量も大きくなり、工場内の温度上昇や空調効率の低下につながっていたと考えられます。
屋根上の突出部まわりは熱と汚れが溜まりやすい状況でした

次に確認したのは、屋根上に設けられたハゼ部やトップライト状の立ち上がり、設備まわりの納まりです。
こうした部分は屋根の中でも形状が複雑で、汚れが残りやすく、熱の影響も受けやすい箇所です。
実際に見てみると、平場に比べてくすみや汚れの付着が目立ち、部位ごとに表面状態の差がありました。
遮熱工事では、ただ広い面に材料を貼るだけでなく、こうした細かな部分まで丁寧に納めないと性能が十分に発揮されません。
取り合い部の処理精度が仕上がりと耐久性を左右するため、施工前の確認がとても重要です。
屋根面は一見きれいでも経年による性能低下が進んでいました

別方向から屋根面を確認すると、全体としては整って見えるものの、金属表面には経年変化がしっかり表れていました。
折板の山と谷の部分で光の反射具合が異なり、細かな汚れの筋や塗膜の弱りがうかがえます。
こうした状態は雨漏りのようにすぐ大きな症状として現れないため見過ごされがちですが、表面性能の低下は遮熱性の低下にも直結します。
屋根の表面が熱を受けやすい状態になると、日中に吸収した熱がそのまま屋内へ伝わりやすくなります。
工場のように天井高があっても、機械熱と重なることで体感温度が上がりやすくなるため、早めの対策が必要です。

さらに屋根全体を見渡すと、換気フードや設備基礎、立ち上がり部などが点在していました。
工場屋根ではこれらの設備が多いため、遮熱工事でも単純な平面施工にはなりません。
材料を無理に貼ると浮きや隙間が生じ、そこからめくれや劣化の原因になることがあります。
そのため私たちは、施工前に設備の位置関係や歩行動線も含めて確認しました。
特に今回のような広い屋根では、施工後のメンテナンス性も大切です。
将来的に設備点検を行う際にも支障が出ないよう、どの範囲をどう納めるかを事前に整理したうえで工事内容をご提案しました。
サーモカメラで屋根表面が60℃超まで上昇していることを確認しました

調査の中で特に重要だったのが、サーモカメラによる表面温度の確認です。
測定時には屋根表面温度が60℃を超えており、屋根が強い熱源になっている状態がはっきりと分かりました🔥
金属屋根は日射を受けると非常に高温になり、その熱が天井裏や室内へ伝わります。
これでは空調設備を稼働させても冷房効率が落ち、電気代がかさみやすくなってしまいます。
今回お客様が感じていた「工場内がなかなか涼しくならない」という体感は、まさにこの屋根表面の高温化が大きな原因でした。
数値で状態を確認できたことで、遮熱工事の必要性をより明確にお伝えできました。
遮熱材の性能を活かすために高圧洗浄で下地を整えました

施工の最初に行ったのは、高圧洗浄による屋根面の清掃です。
遮熱材や副資材をしっかり密着させるには、表面に付着した埃、藻、汚れ、古い劣化成分を丁寧に取り除く必要があります。
特に工場屋根は面積が広く、場所によって汚れ方にも差があるため、洗い残しがないよう確認しながら作業を進めました。
見た目には軽い汚れでも、密着不良の原因になることがあるため注意が必要です。
下地処理の丁寧さは、施工後の持ちや耐久性に大きく関わります。
私たちはこの工程を省かず、遮熱効果を十分に発揮できる土台づくりを徹底しました。

洗浄後は、折板屋根の形状に合わせながら遮熱シートを施工していきます。
今回採用した工法では、金属屋根の表面に高反射の遮熱材を沿わせることで、太陽光による熱の吸収を抑えていきます。
折板屋根は山と谷が連続する形状のため、ただ上から貼るだけでは浮きやシワが出やすくなります。
そこで、材料の張り具合や圧着の方向を調整しながら、曲面にしっかりなじませていきました。
屋根形状に密着させることで遮熱性能を安定して発揮できるため、見た目だけでなく施工精度が重要な工程です。
立ち上がりや端部は部材を加工して隙間なく納めました

壁際や立ち上がり部、取り合い部分では、既製の材料をそのまま使うのではなく、現場に合わせて細かく加工しながら貼り込んでいきました。
こうした箇所は屋根の中でも特に納まりが難しく、雑に施工すると隙間や浮きが発生しやすい部分です。
遮熱工事では面積の大きい平場ばかりが注目されがちですが、実際にはこうした端部処理の丁寧さが施工品質を左右します。
私たちは一つひとつの部位に合わせて材料を切り分け、圧着と重ね幅を確認しながら施工しました。
細部まで連続性を保つことで、遮熱効果と耐久性の両立を図っています。
広い屋根面を均一に仕上げるため複数人で精度を合わせました

工場屋根は施工面積が大きいため、部分ごとに仕上がりの差が出ないよう、複数人で作業手順を統一しながら進めることが欠かせません。
今回も平場の大きな面を一列ずつ丁寧に施工し、重ね部や端部の納まりを都度確認しながら作業しました。
反射性の高い材料はわずかなシワやズレも目立ちやすいため、見た目の美しさだけでなく、実際の密着状態にも気を配っています。
広い面積でも精度を落とさず進めるためには、職人同士の連携と確認作業が重要です。
私たちは安全管理を徹底しつつ、大屋根全体をムラなく遮熱化できるよう施工しました。

屋根の棟や折板の山部が交差する箇所は、平場以上に高い施工技術が必要です。
材料を無理に引っ張ると破れや浮きの原因になり、逆に余らせるとシワが残ってしまいます。
そのため、現場で寸法を確認しながら必要な分だけ加工し、曲がりや重なりを丁寧に調整して納めました。
こうした部分は雨仕舞いにも関わるため、将来的な不具合を防ぐ意味でも重要です。
見えにくい部分ほど手を抜かず、細かな納まりまで整えることが長持ちする施工につながります。
工場屋根のような大型物件でも、私たちは細部優先の施工姿勢を大切にしています。
換気設備まわりとの取り合いも機能を損なわないよう施工しました

屋根上の換気設備や突起物まわりは、遮熱工事において特に神経を使うポイントです。
設備の機能を妨げず、なおかつ周囲の遮熱ラインを途切れさせないように納める必要があります。
今回も設備の立ち上がり部や周囲の板金形状に合わせ、材料の重ね方や貼り方向を工夫しながら施工しました。
無理な納めをすると、あとから剥がれやめくれにつながるため、設備ごとに最適な方法を選んでいます。
仕上がりを見ると、屋根面全体が明るく均一になり、反射性の高い状態へ変わっていることが分かります。
設備まわりの丁寧な施工が、全体性能の安定につながります。
固定部まわりまで丁寧に処理し耐久性にも配慮しました

最後に、固定金具まわりや端部の納まりを全体的に確認し、必要な補強や仕上げを行いました。
折板屋根には固定部が連続して並ぶため、こうした細かなポイントを一つずつ確実に処理していくことが耐久性を高めるうえで欠かせません。
面積が広い現場ほど、細かな処理の積み重ねが最終品質に直結します。
施工後は屋根全体が高反射の仕上がりとなり、見た目にも熱を受けにくい印象へ変わりました。
お客様にも、工事前とは明らかに違う屋根表面の状態をご確認いただけました。
遮熱と省エネを見据えた仕上がりになっています!
施工後の温度測定で遮熱効果を数値でも確認できました

施工完了後には、再度サーモカメラで屋根表面温度を測定しました。
工事前は60℃を超えていたのに対し、施工後は30℃台まで抑えられており、遮熱効果が数値としてもしっかり確認できました。
この差は、太陽光の反射性能が向上し、屋根が熱をため込みにくくなったことを示しています。
もちろん気象条件による変動はありますが、施工前後でここまで明確な違いが見られたことで、お客様にも安心していただけました。
工場内の温度環境の改善や空調負荷の軽減が期待できるため、今後の電気代節減にもつながる工事になったと考えています。
今回は、茨城県筑西市の工場にて、屋根表面の高温化と塗膜劣化が進んだ折板屋根へ遮熱工事を行いました。
調査ではサーモカメラで60℃を超える高温状態を確認し、屋根からの熱の侵入が工場内の暑さや空調効率の低下につながっていることが分かりました。
施工後は遮熱シートによって表面温度の低下が確認でき、室内環境の改善と省エネ効果の両立が期待できる仕上がりになっています。
私たちは、屋根の形状や設備の取り合いまで細かく確認し、建物ごとに合った施工方法をご提案しています。
街の屋根やさんでは、工場や倉庫のような大型屋根のご相談にも対応し、無料調査で現状を分かりやすくお伝えしています。
夏場の暑さ対策や電気代の見直しをご検討中でしたら、どうぞお気軽にお問い合わせください!
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