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ノンアスベストのスレート屋根に問題あり?原因と正しいリフォーム方法を解説
更新日:2026年6月9日
「アスベストが入っていないから安心」と思っていた屋根材が、深刻な劣化トラブルを起こしているケースが増えています。移行期に製造されたノンアスベストのスレート屋根では、築10〜15年ほどで割れや剥離が現れることがあり、対処を誤ると雨漏りや屋根材の飛散リスクも生じます。
この記事では、ノンアスベストスレートが抱える問題の背景と正しいメンテナンス方法を解説します。
アスベストは2004年に原則禁止・2006年に全面規制されたことを受け、屋根材メーカーは1990年代後半からアスベストを含まないスレート屋根材の開発・販売を始めました。
しかし規制への対応と各社間の競争が重なり、技術の確立が追いつかないまま製品が流通してしまいました。アスベストの代わりにパルプ繊維などが配合されたことで屋根材の吸水性が高まり、劣化促進の原因になったとされています。アスベストはセメントに粘り気を与えて耐久性を高める素材だったため、それを除いた代替品では同等の性能を出すことが難しかったのです。
問題が多いとされる移行期の代表的な製品が「パミール」「コロニアルNEO」「セキスイかわらU」などです。1990年代半ばから2000年代半ばに製造されたノンアスベストの屋根の多くは技術が未熟で、割れや欠け、反り上がりなどが発生しやすいことが後に判明しました。
パミールは特徴的な不具合として層間剥離があり、釘の腐食により屋根が抜け落ちる不具合も報告されています。放置すると近隣への飛散リスクも生じます。なお、2006年以降に製造された改良品は耐久性が飛躍的に改善されており、移行期の製品とは区別して考えることが大切です。
移行期のノンアスベストスレートへの「塗装」は推奨されません。ひび割れたスレートに塗料を塗布しても塗料が割れた部分に十分に入り込むことは難しく、劣化が進む可能性が高まります。
また、ノンアスベスト屋根は構造的に非常にもろく、塗装作業中に屋根が破損するリスクが極めて高く、作業自体が危険です。塗装前の高圧洗浄の衝撃で屋根材が割れるケースも珍しくありません。
適切なリフォーム方法は「屋根葺き替え工事」か「屋根カバー工法」です。
葺き替えは既存材をすべて撤去して新材に交換する方法で、防水シートや野地板も刷新できます。下地の傷みが心配な方や長期居住を予定している方に向いています。
カバー工法は既存屋根の上から新しい軽量屋根材を重ねる工法で、廃材処分が不要なため工期も短く済みます。ただし、下地が傷んでいたり、すでに雨漏りしていたりする場合はカバー工事はできません。事前の点検が欠かせません。
移行期に製造されたノンアスベストスレートは、塗装では根本解決できない問題を抱えています。築15〜25年のスレート屋根で割れ・欠け・剥離が気になる方は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
街の屋根やさんでは無料点検を承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
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