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パミール屋根のメンテナンスは塗装NG!正しい対処法を屋根のプロが解説
更新日:2026年6月9日
「うちの屋根、パミールかもしれない」
——そんな不安を抱えている方は少なくありません。パミールは2000年代前後に広く使われたスレート系屋根材ですが、特有の劣化が問題視されており、通常の屋根とは異なるメンテナンスの考え方が必要です。
この記事では、パミールの特徴と適切なメンテナンス方法をわかりやすく解説します。
パミールはニチハ株式会社が製造・販売していたスレート系屋根材です。アスベスト規制が進んだ時期にノンアスベスト素材として登場し、軽量で施工しやすいことが評価されました。しかし後に耐久性の問題が明らかになっています。最大の特徴は「層間剥離」と呼ばれる劣化現象で、屋根材がミルフィーユ状に何層にも分かれて剥がれていきます。
通常のスレート屋根とはまったく異なる壊れ方をするため、早期発見が重要です。築15〜20年が経過したパミール屋根では特に注意が必要です。
層間剥離が進むと屋根材が剥がれ落ち、強風時には飛散して近隣に被害が及ぶ可能性があります。屋根材を固定する釘も腐食しやすく、固定力が失われることで二次的な落下・破損を招くこともあります。
また吸水率が高いため内部結露が起きやすく、防水シート(ルーフィング)や野地板が腐食しているケースも見られます。雨漏りが始まってから気づくことも多いため、定期的な点検が重要です。
一般的なスレート屋根では定期的な塗装が有効なメンテナンスですが、パミールには適していません。
すでに層間剥離が始まっている状態に塗料を塗っても表面を覆うだけで根本的な解決にならず、逆に剥離を助長するおそれもあります。「とりあえず塗装で様子を見よう」という判断がかえって状態を悪化させるケースがあるため、注意が必要です。
パミール屋根への対応は主に2つの工法に限られます。屋根カバー工法は既存屋根の上に新しい屋根材を重ねる方法で、工期が短いのが特徴です。ただし下地の状態が著しく悪い場合や雨漏りが発生しているケースでは施工できないこともあります。屋根葺き替え工事は既存材を撤去して新しい屋根材に交換する方法で、野地板まで確認・補修できるため、下地の腐食や雨漏りがある場合に適しています。どちらが最適かは劣化状況・築年数・今後の住まい方によって異なります。パミール屋根は見た目だけでは判断が難しいため、専門業者による現地調査が不可欠です。
パミール屋根には塗装ではなく、カバー工法か葺き替えによる対応が必要です。
放置すれば屋根材の落下や雨漏りといった深刻なトラブルに発展するおそれもあります。気になる症状がある場合はできるだけ早めに専門業者へ相談しましょう。
街の屋根やさんでは無料点検・調査に対応していますので、お気軽にご連絡ください。
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