こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。

前回のブログでは、日進市の住宅で雨漏り修理のために実施している下屋根葺き替え工事の防水シート敷設の様子をお伝えいたしました。

今回は、金属屋根を張り、仕上げていく工程について、その施工の様子をご紹介したいと思います。

下屋根葺き替え工事の金属屋根張り工程

今回、住宅下屋根のカラーベスト屋根の著しい劣化が原因となって発生した雨漏りを解消し、これからも長期的に使用していくため、葺き替え工事を行っています。

なお、下屋根に対して行っている葺き替え工事は、これまでに、もともと設置されていた鉄製ベランダを撤去した後、野地板の増し張り、防水シートの敷設などが完了しています。

この後は、つくり直した屋根下地の上に金属屋根を張っていく工程です。

なお、今回の屋根葺き替え工事は、耐久性に優れるガルバリウム鋼板屋根を用い、立平葺きにて仕上げていきます。

立平葺きとは、屋根勾配に沿って長い屋根材を縦方向に葺く、金属屋根の代表的な施工方法になります。

継ぎ目の少ないシンプルな構造で、雨漏りが発生しにくいことや、緩い勾配にも対応できることなどの特徴から、住宅や倉庫など、幅広い建物で使われている方法です。

それでは、立平葺きによる金属屋根の施工を行っていきましょう。

立平葺きによる金属屋根の施工が完了した状況です。

立平葺きは、流れ方向に沿って1枚ものの金属屋根を使用するので、継ぎ目が少なく、雨樋まで雨水がスムーズに流れる構造となっています。

この構造により、雨水の侵入リスクが非常に低く、雨漏りに強い屋根が出来上がるのです。

雨漏りの原因になりやすい棟部や外壁との取り合い部には、棟板金、雨押え板金などの専用役物をそれぞれ設置して仕上げます。

また、葺き替え工事で生じる隙間部分には、コーキングを充填するなど、しっかりと雨仕舞処理を施しておきます。

金属屋根による下屋根の葺き替え工事が完成しました。

ちなみに、この後は、下屋根の上に新たなアルミ製のベランダを設置する予定になっています。

なお、次回のブログでは、雨漏りの影響でボロボロに傷んでいた軒天の張り替えについて、その様子をご紹介したいと思います。