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福岡市早良区の方へ|天窓、ドーマーは雨漏りしやすい?メリットとデメリットから考える屋根リフォーム
更新日:2025年11月23日
✅福岡市早良区の方へ|天窓、ドーマーは雨漏りしやすい?メリットとデメリットから考える屋根リフォームこんにちは!
街の屋根やさん福岡西店です。
前回の記事では、福岡市内の3階建スレート屋根住宅で、
「塗装後わずか4年での塗膜の早期劣化」
「前回の工事における縁切り不足」
「3階天井の雨漏り兆候」
という複数の深刻な問題が確認されたことをご報告しました。
この物件にあったドーマーや天窓のメリット、デメリットを解説します。
「天窓やドーマーがあると雨漏りしやすいの?」という疑問にお答えします。
リフォーム時にどう判断すべきかよく考えましょう。
ドーマーとは、屋根面から突き出したように設けられた
切妻や三角などの小さな窓のことです。
主に採光や換気のために設置され、屋根の形状を変化させることで、デザインのアクセントにもなります。
ヨーロッパ建築などでよく見られます。
天窓とは、
屋根材と同じ勾配で屋根に直接取り付けられる窓のことです。
屋根に対して水平に近い角度で設置されるため、壁面窓に比べて約3倍の採光効果があると言われています。
①採光性の向上
天窓は壁の窓よりも多くの光を取り込むことができ、特に3階建ての屋根裏部屋や、建物の中心部が暗くなりがちな住宅の室内を劇的に明るくします。
②通風の確保と結露防止
ドーマーや開閉式の天窓を設けることで、暖かい空気を効率的に外部へ排出する換気が可能になります。
これは、湿気を溜まりやすい屋根裏や天井裏の結露を防止し、カビの発生や構造材の腐食を防ぐ上で非常に重要な役割を果たします。
③デザイン性
ドーマーは屋根にリズムを生み出し、住宅全体に洋風で個性的なデザインをもたらします。
💦 天窓は雨漏りしやすいの?デメリットとリスクの解説
天窓は非常に魅力的ですが、雨漏りリスクという点で言えば、一般的な屋根に比べてリスクが高い構造であることは避けられません。
屋根は、本来一枚の防水層で覆われているのが理想です。天窓を設置するということは、その防水層を人為的に切り開いて穴を開けることを意味します。
そのため、天窓の周囲には、屋根材、板金、シーリング、パッキンなど、複数の部材が複雑に接合されています。
これらの接合部は、雨水が集中しやすく、常に厳しい環境に晒されています。
特に、天窓本体や周囲のパッキン、シーリング材は、紫外線や熱によって劣化しやすく、
経年劣化とともに雨漏りのリスクが格段に高まります。
天窓周りの板金やパッキンは、専門的な知識がないと適切なメンテナンスができず、不具合が見過ごされがちです。
✅今回の物件で雨漏りの兆候が見られたのも、複雑な構造と前回の塗装時の処理の不備が重なったためと考えられます。
屋根リフォームを検討する際、特に雨漏り経験のあるお客様の多くが「天窓を塞いでしまうべきか」と悩まれます。
この判断は、天窓がもたらすメリットとデメリットを比較検討して行う必要があります。
①雨漏りリスクの解消
屋根を完全に一つの防水層で覆うことができるため、最も雨漏りしやすい箇所をなくせます。
②メンテナンスコストの削減
今後の天窓自体の修理や、周辺のシーリング打ち替えなどのメンテナンスが不要になります。
①採光性の損失
室内が暗くなり、せっかく得ていた明るさや開放感が失われます。
②熱負荷
天窓からの採光がなくなることで、特に冬場の日中は暖房効率が低下する可能性があります。
3階の居室の明るさが天窓に大きく依存している場合、塞ぐことで生活の質が著しく低下します。
一方で、今回の事例のように雨漏りリスクが非常に高い場合や、天窓の劣化が激しい場合は、「採光」と「安心」のどちらを優先するかを明確にして決断する必要があります。
今回の福岡市の3階建住宅は、塗膜の早期劣化、縁切り不足に加え、ドーマーと天窓という複雑な構造が雨漏りリスクを増大させていることが分かりました。
このまま放置すれば、雨漏りはさらに深刻化し、構造材の腐食を招くことは確実です。
街の屋根やさん福岡西店では、この複雑な構造を持つスレート屋根に対し、天窓の処置も含めた最適なリフォーム方法を検討しました。
次回の記事では、この屋根材の寿命、構造の複雑さ、そしてお客様の費用負担を考慮した上で、具体的な工事提案(カバー工法や葺き替え、天窓の処置など)を詳しくお伝えします。
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はい。ドーマーと屋根面との接合部は、雨仕舞い(あまじまい:雨水の処理)が非常に複雑な板金処理となるため、天窓と同様に雨漏りしやすい箇所です。特にドーマー周辺のシーリングや板金の劣化には注意が必要です。
天窓本体(ガラスやサッシ)の寿命は20年〜30年程度と言われますが、周囲の防水パッキンやシーリング材の寿命は10年〜15年程度と短いです。屋根材の寿命とは異なるため、防水材の寿命に合わせた定期的なメンテナンスが必須となります。
天窓を塞ぐ工事は、周囲の屋根材を剥がし、開口部に下地材(野地板)を打ち込み、防水シートを敷き、その上から新しい屋根材を葺くという、新しい屋根面を作る作業が必要です。屋根の防水層を完全に再構築するため、専門的な技術が必要な工事です。
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