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【堺市東区】築62年の瓦屋根の雨漏り調査|老朽化とラバーロックの影響で豪雨時に雨漏り発生
更新日:2025年11月13日
こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
本日は堺市東区にて
「先日の豪雨時、2階の天井から雨漏りがした」とのご相談をいただき、現地調査を行った様子をご紹介します。
築62年という長い年月を経たお住まいで、これまで一度も屋根の手入れをされたことがなかったそうです。
築60年以上の瓦屋根では目に見えない部分の劣化が進んでいることも多く、定期的な点検が大切です。
▶メールにてお問い合わせ(24時間受付中)
これまで屋根の手入れは一切しておらず、過去の大型台風時にラバーロックを施工したのみとのことでした。
2階の室内を確認すると、木天井の一部に雨染みが広がっていました。
瓦屋根の瓦がズレたり割れたりしているとのことで、そこから雨水が入り込んで内部に伝っている可能性があります。
放っておくと天井材や柱まで腐食が進行する恐れがあるため、早めの対処が重要です。
屋根に上がり、点検を行っていきます。
屋根に上がってみると、
棟瓦(むねがわら)に歪みや沈み込みが見られました。
棟瓦が歪んだり沈み込む主な原因は、経年劣化による下地の傷みです。
瓦の下に敷かれた葺き土や木下地が風雨や湿気で徐々に痩せたり崩れたりすると、瓦の重みで棟が沈み、歪みが生じます。
棟瓦の隙間から雨水が集中して浸入することで、豪雨時に天井に漏れやすくなることがあります。
冠瓦(かんむりがわら)がズレている箇所がありました。
棟の一番上にある冠瓦は棟全体の防水性を左右する重要な部分ですが、ズレて隙間が生じているとそこから雨水が浸入しやすくなります。
のし瓦も一部がズレ、ひび割れが発生しています。
ズレやひび割れがあると瓦の重なりが不十分になり、雨水が隙間を通って内部に浸入する可能性が高まります。
平瓦も全体的にズレており、表面が割れている箇所も複数ありました。瓦のズレや割れがあると雨水が瓦の下の防水紙に直接浸入しやすくなり、強雨時には室内への浸水リスクが高まります。
これまで一度も本格的なメンテナンスを行っていないことから、
下地の防水紙や木材も相当傷んでいると考えられます。
特に強い雨のときには隙間を伝って室内まで到達し、今回のように「豪雨時だけ天井に雨漏りする」という現象が起きやすくなります。
▶防水紙の重要性
こちらの瓦屋根には全体にラバーロックされていますが、瓦がズレたままで施工されている状態でした。
ラバーロックとは瓦の隙間をコーキング材で固定し、ズレを抑える補修方法です。
今回の雨漏りは、
長年の老朽化が大きな要因と考えられます。
棟瓦や屋根下地の劣化によってできた隙間から雨水が浸入し、内部を通って天井に達しているようです。
ラバーロックの影響も一部考えられますが、主な原因はやはり経年によるダメージが積み重なって屋根全体の防水性能が低下していたことだと考えられます。
▶瓦屋根の特徴を徹底解説!メリット・デメリットなど瓦屋根の総合ガイド
お客様からは「できるだけ部分的に直したい」とのご希望をいただきました。
そのため、今回は
棟瓦の積み替え工事 と
雨漏り箇所の部分葺き替えをご提案させていただきました。
ただし、築62年という長い年月を考えると下地全体の傷みが進行している可能性が高く、部分補修では再発のリスクを完全に排除できません。
そのため、当店としては本来
屋根全体の葺き替えをおすすめしています。
葺き替えを行えば下地から防水層・瓦まで一新でき、今後数十年安心してお住まいいただけます。
▶屋根葺き替え工事の初心者ガイド!おすすめの屋根材や費用・後悔しないためのポイント
築60年以上の瓦屋根でも、部分補修で対応できますか?
局所的な劣化であれば部分補修でも改善できますが、下地の傷みが進んでいる場合は再発のリスクが高いです。調査後に状態を見極めて最適な方法をご提案します。
状態によります。ラバーロック自体が悪いわけではありませんが、経年で剥がれたり、内部の通水が悪化している場合は見直しが必要です。
築年数や劣化の進行度によります。短期的には補修が安価ですが、繰り返し修理が必要になると結果的に費用がかさむため、長期的には葺き替えが安心で経済的な場合もあります。
瓦自体は非常に耐久性が高いものの、漆喰・棟瓦・防水紙といった「見えない部分」は経年で確実に傷んでいきます。
とくに築50年以上経過した住宅では、外観がきれいでも内部では防水層が寿命を迎えているケースが多く見られます。
「天井のシミが気になる」
「瓦が少しズレている気がする」
小さなサインでも、早めの点検が雨漏り被害を最小限に抑えるポイントです。
雨漏りでお悩みの方は、当店までお気軽にご相談ください。
街の屋根やさん堺店では、屋根工事が初めてというお客様でも安心してお願いしていただける体制を整えております!
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