古河市の皆様こんにちは、街の屋根やさん栃木小山店です。

2階や3階にベランダがあるお家にお住まいの方、メンテナンスはきちんとされていますか？
「なんとなく床が色あせてきた」「表面にひびがある」などと感じたことはないでしょうか？

その症状、放っておくと深刻なトラブルへ発展するかもしれません;:(∩´﹏`∩):;

建物の外側にあり、雨風や太陽光を直接受けるベランダは、屋根と同じように定期的なメンテナンスが欠かせません。
実際、ベランダが原因で雨漏りが起きてしまうケースも少なくないのです。

この記事では、ベランダの防水が劣化するとどのようなトラブルが起きるのか、そして雨漏りを防ぐためにどんなお手入れが必要なのかを、古河市の皆様に向けてわかりやすくご紹介いたします！

当店が実際に行った工事の模様も交えて詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね( ´ ▽ ` )ﾉ

①ベランダ防水とは？

ベランダの床には、建物内部への雨水の侵入を防ぐための「防水機能を持つ膜」が必ず作られています。
この膜を「ベランダの防水層」といいます。

ベランダは屋根や外壁と同じように、家の中で最も過酷な環境にさらされている部分の一つです。
夏の強い日差し、冬の凍結、雨風・・・
こうした自然の影響を直接受け続けるため、防水層は確実に劣化していきます。

防水層が失われてしまったベランダは、雨が降るたびに水が染み込み、下の部屋の天井や壁に雨漏りが起きてしまいます(>_<)

そこで重要になるのが「ベランダ防水工事」です。

ベランダ防水工事とは、文字通り、ベランダ床の上に張られた防水層を新たに形成し、雨水の侵入を防ぐ施工のこと。
わかりやすく言うと、「雨を通さないコーティング」を作る工事です。

これは単にベランダの水漏れを防ぐだけでなく、建物全体の耐久性を守るために欠かせないメンテナンスなのです(´｡✪ω✪｡ ) ✧*｡

②ベランダ防水の劣化のサイン

新築住宅のベランダには、さまざまな方法で防水層が施工されています。
しかしこの防水層は永遠に持つものではなく、経年や温度変化などにより少しずつ劣化していきます。

ここで多くの皆様が陥りがちなのが、「この程度ならまだ大丈夫だろう」という考えです。
放置してしまうとやがて雨漏りや下地の腐食につながってしまうため、お早めのメンテナンスがとっても大事！( ｡•̀_•́｡)☆

では実際に、どんな症状が出てきたら「劣化のサイン」と言えるのでしょうか？

✅ ① 色あせ
新築時に比べて何となく色あせて白っぽくなってきたら、紫外線による塗膜の劣化のサインです。
外壁や屋根の塗装と同じで、劣化すると表面の保護機能を果たさなくなります。
床表面のトップコートの下には防水層があり、放置すると紫外線の影響が直接届いた防水層まで傷んでしまいます。

✅ ② ひび割れ（クラック）
ベランダの表面に細かい線のようなひびが入っていませんか？
これは経年劣化によって防水層が硬化している状態で、放置するとそこから雨水が浸入してしまいます。
小さなひびでも雨水が染み込むと、防水層の内部が膨らんだり下地を傷めたりするため注意が必要です。
早期であればトップコートの塗り替えで対応できますが、深いひびは防水層の再施工が必要になることもあります。

✅ ③ 膨れ・浮き
表面にぷくっと気泡のような膨らみが見られる場合、防水層の下に湿気がこもっている可能性があります。
この状態を放置すると、やがて防水層が破れてしまい、内部まで水が入り込んでしまいます。
特に夏場の強い日差しによって膨れが広がることも多く、見つけたら早めに専門業者へ点検を依頼しましょう。

✅ ④ 排水口の詰まり
排水口（ドレン）が落ち葉や砂などで詰まると雨水が流れにくくなり、床面に水が滞留しやすくなります。
常に湿った状態が続くと、防水層の劣化を加速させてしまい、下地の木材まで腐食する危険性があります。
水たまりが乾かずにずっと残っていたり、コケや藻が生えていたら要注意。
排水口まわりの清掃を定期的に行うだけでも、劣化を遅らせることができます。

✅ ⑤ 室内への雨漏り
もっとも深刻なのが、ベランダの下の部屋の天井や壁に雨染みができる症状です。
雨水がベランダ防水層を突破し、基材を傷めて室内まで到達している可能性があります。
こうなると、防水層のやり直し（再防水）に加え、下地補修や内装工事が必要になることも(；＞人＜)

➂ベランダ防水工事の種類と特徴

ベランダの床面は、上から順に「トップコート」「防水層」「下地」を重ね塗りすることで構成されています。

ベランダ防水には、主に以下のような工法があります。
ご自宅のベランダの形状、使用用途、ご予算に合わせて最適な方法をお選びいただく形になります
（。ӧ◡ӧ。）

FRP防水

お風呂のバスタブなどにも使われている繊維強化プラスチック（＝FRP）と樹脂を組み合わせて硬化させる工法です。

非常に強靭な防水層を形成することができ、耐久性・耐摩耗性に優れているのが特長です。
比較的歴史の浅い防水工法ですが、現在では多くの住宅で採用されています。

関連記事▶防水性の高いFRP防水について詳しく解説

ウレタン防水

液状のウレタン樹脂を塗布して防水層を形成する工法です。

粘性のある液体状の防水材なので、複雑な形状の施工面であっても馴染みやすく、継ぎ目のないシームレスな防水層をつくることができます。
弾力性に優れ、歩行による負荷にも強いため、一般的なベランダで広く採用されています。

関連記事▶再防水に最適なウレタン防水とは！？シームレスで複雑な形状にも施工可能！

シート防水

塩化ビニール樹脂などのシートをあらかじめ工場で成型し、それを現場で貼り合わせる工法です。

大型建物やマンションなどに多く見られる工法で、耐候性に優れており、強い日差しが当たるベランダの床に適しています。
紫外線に強いので、施工の仕上げにトップコートを塗装しないケースもあります。

関連記事▶陸屋根に施工される事が多いシート防水とは！？

④防水工事件数の多い、代表的な防水工事例を3例ご紹介

防水工事例その1：FRP防水のトップコート再塗装

FRP防水ベランダのトップコート塗り替え工事です。

経年劣化でトップコートが色あせてひび割れていましたが、劣化は軽微なものでFRP防水層自体に影響はないため、再塗装によるメンテナンスをご提案させていただきました。

はじめに高圧洗浄で床面の汚れを洗い流します。
塗膜が密着しやすくし、美しい仕上がりにするためのとても大切な作業です(^o^)／

洗浄後、床面とトップコートを密着しやすくするためのプライマー（下塗り材）を塗布します。

水性防水材の重ね塗りを行ってから、トップコートを塗布します。

重ね塗りすることで防水性能がアップし、経年した際の塗膜剥離しにくくなります(o^^o)♪

トップコートの塗り替え完了です。
お客様もびっくりする程綺麗になりましたヽ(*^^*)ノ

FRP防水のトップコートは、3～5年に一度の塗り替えが目安と言われています。
防水層を長持ちさせるためにも、ぜひ定期的に塗り替えましょう！

防水工事例その2：FRP防水工事

室内天井からの雨漏り原因は、その上のベランダでした。
ベランダ床が腐ってブヨブヨになっており、床下地から作り直しが必要な状態(＞＜)

こちらのベランダは元々シート防水でしたが、これを機にFRP防水で新しくします୧(⑉•̀ㅁ•́⑉)૭✧

大工職人の手を借りて新しく作り直した下地の上に、下塗り後にガラス繊維のシートを敷いていきます。
ガラスシートに樹脂塗料を施す工程を2度繰り返し、強固なベランダ防水にします＼(^o^)／

FRP防水工事が完成し、悩まされていた雨漏りも解消されました！

これでおしまいではなく、今後も定期的なトップコートのメンテナンスをしてあげることでベランダ防水を長持ちさせてあげましょう(*´▽`人)

防水工事例その3：ウレタン防水工事

アパートのベランダ再防水工事です。
空室のタイミングを見計らって、二部屋分を施工させていただきました。

触るとブヨブヨしているベランダ床は、古いシート防水を剥がしてみると下地の構造用合板が広範囲に渡り腐っていました(；＞人＜)

腐った下地を全て撤去し、補強材を加えつつ新しい下地を作りなおしました。

下地とウレタン防水材の間には、下地との密着性を高め、通気性も確保する自着シート（絶縁シート）を敷設。

つづいて、ウレタン防水材を塗布していきます。
均等に塗れるか否かで性能が大きく変わってくるため、ここは職人の腕の見せ所です୧(⑉•̀ㅁ•́⑉)૭✧

仕上げのトップコートを塗装したら、ベランダ再防水工事の完了です！

エアコン室外機や、隣接する部屋との仕切り衝立などが並ぶアパートのベランダには、シートよりも液体状の防水材の塗布がおすすめですよ(*^_^*)

今回は、工事数の多い防水工事例3例を古河市の皆様にご紹介しましたが、現場の状態によって最適なメンテナンス法は変わります！
ベランダで不具合を感じたら、まずは状態を正確に判断してくれるプロに確認してもらうようにしましょう。

まとめ

ベランダは、洗濯物を干したり鉢植えに水をやったりと日々出入りする機会の多い空間です。
古河市の皆様もぜひ、ベランダに出た時には床面が傷んでいないか注意してみてくださいね。

そして、少しでも違和感を感じられたら、是非、街の屋根やさん栃木小山店の無料診断をご活用下さい！

ベランダの防水工事は、早ければ早いほど被害を最小限に抑えられます。
気づいた時点で手を打つことで出費を抑える事につながります( ´ ▽ ` )ﾉ

屋根・外壁・防水工事は、私達にお任せください！
現場に合った適正な工事内容・適正価格・高品質施工で、お客様の期待にお応えします(^o^)丿

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