パミール屋根の劣化症状とカバー工法による最適リフォーム
更新日:2025年10月07日
スレート屋根の中でも「パミール」は、特に劣化が早いことで知られています。
築10年前後から塗装の劣化や剥離、ひび割れが発生するケースが多く、塗り替えでは長期的な保護が難しい屋根材です。
この記事では、船橋市大穴南の住宅を点検した際の写真をもとに、
パミール屋根の劣化症状とカバー工法によるリフォームのポイントをわかりやすく解説します。

パミールは、1990年代後半から2000年代初期にかけて販売されていたニチハ社製の
ノンアスベストスレート屋根材です。
アスベスト規制により、代替としてパルプ(紙繊維)を混ぜた素材で作られました。
軽量で施工しやすい反面、
層間剥離や反り、変色が早期に発生するという弱点があります。
特に
10年を過ぎたあたりから、表面塗膜の劣化や小口の剥離が目立つようになり、
塗装による再生が困難な屋根材です。

屋根を確認すると、
塗装の劣化で全体的に色あせていました。また、小口部分の
色あせも目立っていました。
表面の防水機能が低下し、雨水を吸収・乾燥することを繰り返すうちに、
屋根材が膨張・収縮を起こして変形やひび割れを誘発します。
放置してしまうと下地材(
防水紙や
野地板)まで劣化し、雨漏りにつながる恐れがあるため、色あせが見られた時点で点検を受けることが重要です。

パミールの特徴的な劣化現象が、
層間剥離(そうかんはくり:層状にめくれるような劣化)です。
特に
屋根材の端部分から徐々に剥がれ始め、次第に表面がボロボロと崩れていきます。
この状態になると、
塗装をしても密着せず、数年で再剥離する可能性が非常に高くなります。
塗装メンテナンスでは延命できない屋根材といわれる理由が、ここにあります。

近くで確認すると、
小口部分の剥離や
ひび割れが複数発生していました。
このような症状は内部に水が入り込む危険性が高く、放置すれば内部の木部(野地板)を腐食させてしまいます。
一度傷んでしまうと部分補修では対応しきれず、再発のリスクが残ります。
したがって、
広範囲にひび割れや剥離が見られる場合は、葺き替えまたはカバー工法を検討する時期といえます。

パミール屋根のように塗装が困難な場合、
カバー工法(重ね葺き)が最適です。
既存の屋根を撤去せず、その上から新しい屋根材をかぶせるため、解体費を抑えながら高耐久で軽量な金属屋根へリフォームできます。
特に人気なのが、
ガルバリウム鋼板製の屋根材(例:
スーパーガルテクト、
横暖ルーフ)です。
耐久性・断熱性に優れ、見た目もスタイリッシュで長寿命。
塗り替え不要で30年以上も性能を維持できるケースもあります。
わたしたち街の屋根やさんでは、こうしたパミール屋根の無料点検からカバー工法などのご提案まで対応しています。
早めのご相談で、大切な住まいを長持ちさせましょう。
パミール屋根は、塗装での延命が難しい屋根材です。
劣化が進む前に、専門業者による点検とカバー工法の検討をおすすめします。
わたしたち街の屋根やさんでは、無料点検・お見積りを行っております。
屋根の状態が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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