木更津市文京のお住まいで、軒天の落下が確認されました。
軒天は普段目につきにくい部分ですが、住宅の耐久性や美観に大きく関わる重要な部位です。

今回は実際の現場写真を交えながら、軒天の落下の原因やリスク、補修方法、予防策について詳しくご紹介します。

軒天とは、屋根の裏側で外壁から突き出た部分の天井部分を指します。
見た目を整えるだけでなく、住宅にとって以下のような役割を果たしています。

• 屋根裏への雨風の侵入を防ぐ

• 野地板や垂木を隠して美観を保つ

• 防火性能を高める（不燃材を使用している場合）

• 換気口を設置することで湿気を逃がす

つまり、軒天は住宅を長持ちさせるために欠かせない部分なのです。

軒天が落下する原因

木更津市文京で確認された事例でも、複数の要因が重なっていました。

1. 雨漏りによる下地材の劣化
雨漏りが発生すると、軒天の下地である木材や合板が水分を吸収し、腐食してしまいます。
その結果、軒天材を固定している力が弱まり、剥がれ落ちやすくなります。

2. 経年劣化
軒天材に使われる合板やケイカル板は、長年の紫外線や湿気によって劣化が進行します。
木材部分は反りや割れが起き、固定釘が効かなくなることもあります。

軒天の落下が招くリスク

軒天の剥がれや落下を放置すると、住宅に深刻な影響を及ぼします。

• 雨漏りリスクの拡大
  落下部分から雨水が侵入し、屋根裏や壁内部を腐食させます。

• シロアリ被害
  湿気を含んだ木材はシロアリにとって格好の餌となり、被害が拡大します。

• 外観の悪化
  軒天が剥がれると見た目が大きく損なわれ、建物全体の印象が悪くなります。

• 落下事故の危険性
  大きな板が落下すると、人や車に当たって事故につながる恐れがあります。

実際に調査した木更津市文京のお住まいでは、軒天下地の木材が黒く変色し、明らかに水を含んだ跡がありました。
雨漏りが進行している可能性が高く、軒天材が剥がれ始めていました。

さらに外観からも軒天の剥がれが確認でき、早急な補修が必要な状態でした。

軒天の補修方法