近年の異常気象により、各地で突然の雹（ひょう）被害が多く報告されています。
雹（ひょう）は短時間で屋根や外壁に大きなダメージを与える自然災害のひとつです。

特に屋根は住まいを守る最前線にあり、雹による割れや欠損を放置すると雨漏りや下地材の腐食へと進行します。

今回は実際に茂原市で確認された雹被害の写真とともに、修理の必要性や火災保険の活用についてわかりやすく解説します。

雹で穴あきが確認された軒樋と棟板金

雹（ひょう）の直撃により、軒樋（横樋）に穴があいていました。
また、屋根の棟部分を覆う棟板金（むねばんきん）にも衝撃痕が残っており、雹の威力の強さがわかります（写真で見えるものだけ〇で囲いました）。

樋（とい）の破損は排水機能の低下につながり、雨水が外壁にかかって劣化を早める原因にもなります。
屋根全体の劣化を防ぐためにも、早めの補修が欠かせません。

地面に落下していた破損部材

雹（ひょう）の衝撃で破損した部材が地面に落下していました。
屋根上だけでなく地面に部材が落ちているケースも多く、住まいの安全性に大きく影響します。

破片が落下することで人や車に被害を及ぼすリスクもあるため、早急な点検・撤去が必要です。
雹被害は見た目以上に深刻であることが多い点を忘れてはいけません。

雹による屋根材の欠け

屋根材の表面が雹の直撃で欠けて破損していました。
屋根材の欠けは防水機能を低下させ、そこから雨水が浸入する恐れがあります。

また、ひとつの破損を放置すると、そこから劣化が広がり補修費用がかさんでしまうため、早めの対応が重要です。
屋根の高所は目視で確認が難しいため、専門業者の点検が必要になります。

屋根材のひび割れを確認

屋根表面には複数のひび割れが確認されました。
小さなひび割れであっても、雹の衝撃による損傷は放置できません。

割れ目から水分が侵入すると、内部の防水シートや野地板が劣化して雨漏りにつながります。
見た目では軽微でも、専門的には「早急な補修が必要」と判断されるケースです。

屋根材の小口部分に集中した割れ

屋根材の小口（端部分）は、雨水が残りやすく劣化が進みやすい部分でもあります。そのため雹の衝撃による影響を受けやすく、割れが集中して見受けられました。

実際に破片も散乱しており、屋根材自体の強度が著しく低下していることがわかります。

小口部分の損傷は雨水の侵入路となり、内部に浸水すると下地まで傷めてしまいます。
屋根リフォームや部分補修を検討すべきサインです。

雹被害は火災保険の申請対象に

雹（ひょう）による屋根や雨樋の破損は、火災保険の風災補償に含まれる場合が多いのが特徴です。
保険が適用されれば、自己負担を抑えて修理が可能になります。

ただし、申請には「被害を示す写真」や「専門業者による診断書」が必要となるため、早めの相談が重要です。
わたしたち街の屋根やさんでは、被害状況の調査から保険申請のサポートまで一貫して対応しています。

まずは無料点検から、お気軽にご相談ください('◇')ゞ

まとめ

今回ご紹介した雹（ひょう）被害では、軒樋の穴あき、屋根材の欠け、ひび割れなど深刻な損傷が確認されました。

雹は短時間で家全体に被害を与える自然災害ですが、火災保険を活用すれば修理費を大きく軽減できる可能性があります。
被害を放置すると雨漏りや劣化が進行してしまうため、早めの点検と修理をおすすめします。