高石市｜集合店舗の雨樋交換工事｜勾配調整と強固な受け金具で安心排水
更新日：2025年10月31日
こちらの建物では、これまで外壁補修や竪樋交換、トイレ配管工事、屋根塗装などを行い、段階的にメンテナンスを進めてきました。
建物を守るために欠かせない「雨樋」の交換に取り掛かります。
【参考資料】
▶雨樋の種類と素材を解説・雨樋基礎知識
▶【法人】屋根工事・改修・リフォームおまかせください
波型金属屋根（折板・せっぱん）の軒先に取付けられている雨樋は、次のような問題がありました。
・雨樋内部にコケや泥が蓄積
・重みで雨樋の歪みや受け金具が外れ、正常に機能していない
・大雨時には雨水が溢れ、建物内部に浸入の恐れあり
既存の雨樋表面には塗装が施されていました。
オーナー様と塗料の色打合せの上、以前の色味に合わせて調合した塗料を、雨樋表面に塗布して乾燥させておきます。
古い雨樋や部材などは、当店で持ち帰って処分しました。処分には別途費用は発生するので、見積書には「廃材処分費」などといった項目で記載されています。
その為スーパーデッキという高所作業車を使用し、安全かつ効率的に荷揚げ作業を行いました。
また、撤去した雨樋や部材の荷下ろしも一緒に行いました。
これから、雨樋の取付作業が始まります！
受け金具は雨樋をしっかり支える部材で、水の負荷を受け止める役割を果たします。
以前は下から受けて支えるタイプの金具が主流でしたが、強度やデザイン面に優れた内側から固定するタイプが使用されるようになりました。
その際に、受け金具の高さも一緒に調整していきます。
雨樋はまっすぐ取り付けるのではなく、ほんのわずかに傾斜をつけます。これを勾配（こうばい）と言います。
また、水糸（みずいと）は直線や水平を確認する為の強度のある糸です。
集合店舗など大きな建物は、大量の雨量を排水しなけれないけません。
その為、建物にあった大型の雨樋を取付けます。
大型建物に求められる「高排水能力」と「強さ」「軽さ」を兼ね備えた雨樋です。
雨樋（軒樋・のきどい）は、建物の軒先に合わせて軒樋を繋ぎ合わせているので継ぎ目が発生します。
そこで、継ぎ目に継手部材をはめ込むことで樋同志がしっかり固定されます。継手は内側に接着剤を切れ目のないように、全周ひも状に充分塗布して取付ます。
継ぎ目は弱く年数の経過と共に、水漏れや外れが起こりやすくなります。
オーナー様も『色が薄くなってたけど、いやぁ～綺麗になったね！』とお言葉をいただきました。
今回の高石市での雨樋交換工事では、
・既存の雨樋を撤去
・スーパーデッキで資材を荷下ろし荷揚げ作業
・水糸を使って勾配を調整
・強度の高い受け金具を設置
・大型雨樋を取り付け、適正な排水設備が完備
という流れで施工を行いました。
雨樋は建物を守る重要な部材であり、とくに集合店舗や大型建物では「大型雨樋」＋「強固な受け金具」で安全性が大きく変わります。
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