こんにちは、街の屋根やさん名古屋東店の熊澤です。

今回は長久手市にて、モニエル瓦から陶器瓦「サンレイ」への葺き替え工事を行いました。

モニエル瓦は経年劣化が進むと塗膜が剥がれ、水を吸いやすくなります。
そのまま放置すると、雨漏りや下地材の腐食といった深刻な被害に繋がります。

屋根葺き替え工事は、お住まいの寿命を延ばすためにとても大切なメンテナンスです。

工事内容の紹介

点検時

点検時の様子です。
築30年と言うこともあり色あせや苔が付いているのか確認できます。
塗膜も剥がれてしまっているようです。

瓦の撤去

では、工事に入ります。
まずは既存のモニエル瓦をすべて撤去していきます。
モニエル瓦は非常に重く、撤去作業にも慎重さが求められます。

撤去の際は破損した瓦の破片が落ちないように、足場と養生でしっかりと安全対策を行いました。

■モニエル瓦
セメント瓦の一種で、表面に塗装が施された瓦です。経年で塗膜が剥がれ、水を吸いやすくなります。

瓦を撤去すると、下地の劣化が明らかになりました。特に軒先部分に腐食が多くみられました。
このままでは新しい瓦を施工しても意味がありません！！
下地には12ｍｍの針葉樹合板を増し張りして、しっかりと補強しました。

■下地補強（増し張り）
既存の屋根の下地の上に新しい合板を重ねて貼ることで、構造を強化する作業です。

防水紙

補強が終わったら、次は防水層として改質アスファルトルーフィングを全面に敷いていきます。

この工程は屋根の防水性を左右する非常に重要な作業です。
強風や豪雨から住まいを守るため、すき間なく丁寧に施工しました。

■改質アスファルトルーフィング
従来の防水シートよりも耐久性に優れた素材で、屋根の防水性を高めるために使用されます。

瓦設置

次は、いよいよ新しい瓦『鶴弥サンレイ』を葺いていきます。

サンレイは陶器瓦で色あせに強く、メンテナンスフリーな点が特徴です。
Ｔ様も『この色合いと艶感、とても気に入りました！！』と嬉しそうでした。

■陶器瓦（鶴弥サンレイ）
粘土を焼成して作られた瓦で、耐久性・耐候性に優れ、色あせしにくいのが特徴です。

工事完了

最後に棟瓦をしっかりと取付け、全体のバランスや雨仕舞いを確認して工事完了です(*^^)v

仕上がりは美しく、まるで新築のような印象になりました✨✨