■お問い合わせの経緯

春日井市岩成台にお住まいの70代ご夫婦より「築年数も経ってきたので、屋根の状態を一度見てほしい」と弊社チラシをご覧いただきご連絡をいただきました。これまで特に大きな雨漏りはないものの、外観からも色あせや汚れが気になるとのこと。ライフプランはあと15〜20年ほどこのお家に住まわれるご予定で、長く安心できる状態にしたいというご希望でした。早速、ドローンを用いて現地調査を実施しました。

■屋根全体の状態と診断結果

上空から確認すると、屋根全体に色あせが広がっており、防水性能低下の兆候が見られます。特に棟板金（屋根の頂点部分の金属カバー）には錆や接合部の浮きがあり、このまま放置すると強風や台風時に外れてしまう危険があります。

また、複数の屋根面で塗膜剥がれや黒ずみ汚れ、細かなひび割れ、さらには屋根材そのものの割れや浮きも確認されました。場所によっては補修跡も劣化しており、再びひびが広がっている部分も見られます。これらは長期的には雨漏りにつながるリスクが高く、早めの対応が必要です。

■調査で特に目立った不具合

棟板金の錆と接合部の劣化：ジョイント部に隙間があり、雨水侵入の可能性あり
細かなひび割れ・屋根材の浮き：特に谷部や窓際など雨水が集中する箇所で顕著

塗膜剥がれと黒ずみ汚れ：防水機能低下による屋根材の劣化進行
大きな剥がれや割れ：既存の補修跡も再び劣化

■提案内容

今回の診断結果を踏まえ、以下のような選択肢をご提案予定です。


棟板金交換工事：錆びた板金を新しいものに交換し、内部の貫板も防腐処理済みの材料に変更
屋根材の部分補修と塗装：割れや浮きのある部分は交換し、全体塗装で防水性を回復
屋根カバー工法：既存屋根の上から軽量金属屋根を施工し、断熱・防水性能を一新（長期的な安心を重視する場合）

専門家としてのアドバイス

屋根は外から見える範囲だけでは劣化具合を正確に判断できませんが、ドローン調査では細かなひび割れや錆、剥がれまで鮮明に確認できます。今回のようにライフプランが15〜20年程度の場合、部分補修で延命する方法と、カバー工法で根本的に直す方法の両方を検討することが重要です。特に棟板金の錆や接合不良は、強風時の飛散や雨漏りの原因になりやすいため、早めの修理をおすすめします。


屋根の点検は10年に一度を目安に、専門業者による調査を受けることで大きな修繕費用を防ぐことができます。今回のようにチラシをきっかけにご依頼いただくお客様も多く、「特に不具合は感じていなかったけれど、見てもらって良かった」という声をよくいただきます。少しでも心配な方は、ぜひお気軽にご相談ください。

屋根のことは「ちょっと気になる」くらいで相談OK！

「なんとなく屋根が気になるけど、まだ修理するほどじゃないかな…」
そんな時こそ、早めの診断が大切です！
雨漏りや劣化は、症状が出てからでは修理費用が高くなることも…。街やね可児店では、無料診断を実施中！「まだ修理は早いかな？」という状態でも、早めの点検でコストを抑えられることがあります。