太陽熱温水器は、太陽の熱エネルギーを利用して水を温める装置です。
太陽熱温水器の基本構造は、集熱器（パネル）を屋根の上に設置し、太陽光を受けて水を温めます。
温められたお湯をためておく貯湯タンクがあり、そのお湯は給湯や風呂用などに使われます。

今回も、太陽熱温水器の撤去依頼がありました。
設置から年数が経ち使わなくなったり、故障・劣化・屋根リフォームや太陽光発電システム設置の際などに、撤去を検討する方が多いです。

設備撤去は、太陽熱温水器に重量があり高所作業を伴うため専門業者に依頼するのが安全・確実です。

一般的な撤去の流れとして、先ず水抜き作業を行います。パネルや配管内及び貯湯タンクの水を完全に抜きます。

水抜きを完了後、パネル部と貯水タンクに繋がっている給水・給湯管を切断・取り外します。

作業足場の架設は必須です。
屋根にある集熱パネルやタンクを慎重に取り外し、安全に撤去・搬出を行います。

設備撤去後に屋根補修の必要があれば、それに応じて行います。
撤去跡の穴・固定金具のビス跡など、防水処理や板金補修で雨漏り等のリスクに備えます。

太陽熱温水器の撤去は、安全性と建物の保護のためにもプロに依頼すべき工事です。
放置しておくと、台風や地震時の転倒・落下事故にもつながるリスクがあります。

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