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飯田市 屋根を軽くしたいとご希望のお宅の屋根葺き替え工事とトタン屋根塗装工事
飯田市 屋根材(金属)
【工事のきっかけ】
長年親しんできた瓦屋根の良さは十分ご存じでしたが、「これから先の地震に備えて、屋根を軽くすることで少しでも揺れを小さくしたい…」という想いから、屋根の葺き替え工事をお考え中のT様とお会いし、詳しくお話をお聞きすることが出来たのがきっかけでした。
ビフォーアフター
施工前
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施工後
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基本情報
- 施工内容：屋根材(金属)
- 使用材料：エスジーエル鋼板、サーモテックメタルプライマー、マックスシールド1500Si-JY
T様邸瓦屋根は、日本の伝統的な屋根材のひとつである「いぶし瓦」と言って、粘度を焼き固めた後に「燻化（くんか）」という蒸し焼きの工程を経て作られる粘土瓦でした。光の当たり方で変化する落ち着いた銀灰色（いぶし銀）が特徴的な瓦です。いぶし瓦は、釉薬（ゆうやく）のガラス層がないため、寒さによる凍害や潮風による塩害の影響を受けやすくなっています。
瓦は重量感があり、断熱性や耐久性にも優れた屋根材で、とても魅力のある屋根材ですが、重量があるため建物の重心が高くなり、地震の揺れが大きくなってしまう側面もあります。
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劣化した瓦屋根によく見られるような、瓦の著しい「ずれ」や「割れ」などの症状は見当たりませんでしたが、瓦表面の色褪せや汚れの付着が目立っていました。
瓦屋根の劣化状態と、「地震対策で屋根を軽くしたい…」というT様のご意向により、軽量で耐久性の高いエスジーエル鋼板（こうはん）への屋根葺き替え工事をご提案させて頂きました。また、葺き替え工事に伴い、経年劣化により傷んだ雨樋の交換工事を同時に施工させていただくこととなりました。
T様邸の下屋根の写真です。下屋根は、瓦屋根とトタン屋根が組み合わさった使用になっていました。
トタン屋根は、塗膜が剥がれ、錆が全体に広がっていました。金属屋根に錆が広がった状態をそのままにしておくと、穴が空いてしまう可能性があります。これ以上の錆の広がりを食い止めるためにも、錆止め効果の高い塗料でのメンテナンス塗装をお勧めしました！
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作業員が安全に効率よく作業を行うことが出来るように、まずは足場の組立を行います。屋根の葺き替え工事において、大量の瓦の撤去や、新しい屋根材の荷揚げにも、足場はとても重要になってきます。
高所での作業は、転落などの危険性が伴いますが、しっかりと足場を組むことにより、安定した作業環境が整い、事故を未然に防ぐことが出来るのです！
棟部の解体を行った後に、引き続き平部の瓦を解体していきます。
取り外した瓦は、ずり落ちないよう積み上げて仮置きし、安全を確認しながら降ろしていきます。
瓦をすべて撤去したあとに、瓦を支えていた木製の瓦棒もすべて撤去します。その後、土台となっている葺き土や漆喰をゴミ袋に詰めるなどして降ろしていきます。次工程の屋根下地材の施工に備えて、屋根上をきれいにします。
今回T様邸の屋根葺き替え工事では、「ヤネシタボード」という屋根下地材を施工しました。「ヤネシタボード」は断熱性と遮音性に優れた屋根下地材です。遮音性を備えた「ヤネシタボード」を使用することによって、室内における雨音の軽減が期待出来そうです！
下地材を隙間なく貼り終えたら、防水シート（ルーフィング）を敷設していきます。防水シートは、軒先から屋根の頂上部である棟へ向かって、規定以上の幅を重ねながら平行に敷設していきます。屋根上で、二次防水の役目を担う防水シートは、雨漏りを防ぎ、安全な屋根を構成するためにとても重要な部材です。
エスジーエル鋼板を屋根上に運び上げてから、軒先から屋根の頂上へ向かって施工していきます。同時に雪止めも設置していきます。
エスジーエル鋼板とは、従来のガルバリウム鋼板のメッキ構造にマグネシウムを添加することで、ガルバリウム鋼板の3倍以上の優れた耐食性を実現した屋根材です。
雨が降らない日を選び、天候に注意しながら、一気にエスジーエル鋼板を葺いていきます。ぴったりと重ねて、雨水が入り込まないように丁寧に仕上げていきます。長尺の横葺きタイプで仕上がった屋根は、見た目もスッキリとスタイリッシュで、昔ながらの瓦屋根とはまた違った魅力があります✨
屋根の一番高い棟の部分に取り付ける棟板金（むねばんきん）の施工を行います。まずは、棟板金を固定している留め具を打ち付けるための、木製の下地（貫板：ぬきいた）を施工します。
木製の下地（貫板：ぬきいた）の設置後、エスジーエル鋼板のカバーをかぶせることで、雨や風の浸入を防ぎ、屋根の強度を高めます。棟板金（むねばんきん）は、台風や強風でとばされやすく、雨漏りの原因にもなりやすい箇所なので、浮き、ずれ、隙間が無いように丁寧に施工します。
棟板金の不具合は徐々に進行します。雨漏りや事故にならないためにも、棟板金の定期的なメンテナンスはとても重要です。
古い雨樋部材をすべて撤去後、まずは、軒樋を支える新しい金具を取り付けていきます。軒樋の端から集水器に向かって雨水がスムーズに流れるように、たこ糸を使って、取付位置の勾配を調整しながら、金具を取り付けていきます。
金具の勾配を調整する際に、集水器の位置を下げすぎないことも、大切なポイントとなります。
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雨樋の重要性、ご存知ですか？
軒樋の金具の取り付けが完了したら、軒樋を屋根の長さに合わせて切断しながら、設置していきます。竪樋と連結する位置には、軒樋に穴を空け、集水器を設置します。集水器設置後、竪樋の設置を行っていきます。
高圧洗浄機を使用して、屋根の汚れや古い塗膜などをきれいに洗い流して行きます。塗料の密着性を高めるために、洗浄作業はとても大切な工程です。
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高圧洗浄後、しっかりと乾燥期間を設けたら、下塗り塗装を行います。使用した下塗り材はアステックペイント社の「サーモテックメタルプライマー」です。防錆効果と遮熱効果に優れた、金属下地用の下塗り材です。
下塗り塗装が完了し、乾燥させた後、中塗り塗装を行います。アステックペイント社の「マックスシールド1500Si-JY」という上塗り材を使用しました。「マックスシールド1500Si-JY」は、紫外線や雨などの劣化要因に対して、高い耐候性を発揮して、長期間に渡り美観を保つことが出来る塗料です。
中塗り時と同様に、アステックペイント社の「マックスシールド1500Si-JY」を使用して、仕上げの上塗り塗装を行いました。屋根材が重なりあっている箇所や、雪止めなどの細部には、刷毛を使用し、広い範囲にはローラーを使い分けて、丁寧に塗装を行います。
屋根塗装は通常、3回の重ね塗りで適切に仕上げ、必要な塗膜の厚さを形成することで、塗料の持つ性能を十分に発揮できるようになります。
錆が広がって発生する雨漏り等の心配がなくなり、また艶のある美しいトタン屋根に蘇りました✨
軽量で耐候性の高いエスジーエル鋼板の屋根材にて、屋根葺き替え工事を行い、「屋根を軽くして、地震時の安全性に備えたい」というT様の、かねてからのご希望が叶い、とても喜んで頂きました🏠✨
「エスジーエル鋼板」は、瓦屋根に比べて非常に軽量であるため、建物の重心が低くなり、震災時に揺れにくくなります。このように、エスジーエル鋼板は、耐候性に優れているだけでなく、突然の震災対策としても高い効果が期待できるのです😉
最後までご覧いただきありがとうございました☺️
▼T様から完成後のうれしい口コミはこちら
飯田市 地震対策で行った屋根の葺き替えの仕上がりの良さに喜んで頂きました！
「大した工事じゃないんだけどいい？」
「ちょっと遠いけど来てくれる？」
「点検や見積りにお金がかかる？」
などなど･･･
何でも聞いてください！(^-^)
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