伊賀市でベランダから雨漏り！和室の天井を張り替え
更新日：2025年7月28日
すると、下地の木材は腐食し、断熱材も破れている状態が明らかに！
断熱材が濡れると断熱機能が低下するだけでなく、内部に湿気がこもりやすくなり、カビの増殖や建材の劣化を早めてしまいます。
その上から、外壁材であるサイディングボードを取り付けるための「胴縁（どうぶち）」を設置。
建物を雨水から守るための大切な工程です！
サイディングボードを剥がすと、下地材の広範囲に腐食が見られ、ベランダに立つことすら危険な状態でした。
安全を確保するため、腐食箇所を徹底的に撤去し、新しい下地に入れ替えてしっかりと補強していきます。
腐食している箇所が多く、ベランダに立つのは大変危険な状態でした。
笠木からの雨漏りも意外と多く、「こんな場所からも？」と思われるかもしれませんが、雨水から建物を守るためには細部にわたる注意が必要です。
FRP防水は「繊維強化プラスチックス（Fiber Reinforced Plastics）」の略で、軽量でありながら強度が高く、主にベランダやバルコニー、浴槽など強度が必要な場所に用いられる防水工法です。
★FRP防水の工程
ベランダの床の下地を丁寧に整えた後、以下の工程でFRP防水を進めていきます。
①プライマー塗布: 下地と防水材の密着性を高めます。
②ポリエステル樹脂塗布: 防水層の基礎となります。
③ガラスマット敷き詰め: 繊維強化の役割を果たし、強度を向上させます。
④ポリエステル樹脂塗布: ガラスマットを覆い、防水層を形成します。
⑤トップコート塗布: 紫外線から防水層を保護し、耐久性を高めます。
これらの工程を経て、ベランダの防水工事がしっかりと完了しました。
これにより、ベランダの外観も美しくなり、建物の保護機能も向上しました。
解体前の天井は、昔ながらの「目透かし（めすかし）天井」でした。
これは天井板と板の間に目地（隙間）を開けて張る方法です。
既存の天井材を解体した後、新しい断熱材を入れ、天井材や下地材を取り付けるための部材である「野縁（のぶち）」を取り付けました。
壁の場合は「胴縁（どうぶち）」と呼びますが、天井の場合は「野縁」となるんです。
これにより、長年の雨漏りで傷んでいた和室の天井が、見違えるように綺麗になりました。お客様も心配されていた雨漏りが修繕され、ベランダの防水効果も上がったことに大変お喜びいただけました。
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