トップライトとは？住宅に採り入れる理由

トップライト（天窓）は、屋根面に取り付けられる窓のことで、天井から自然光を取り入れることができる開口部です。

壁面の窓と違い、太陽の位置に左右されにくく、一日を通して安定した採光効果が期待できます。

また、開閉式のタイプであれば通気もでき、空気の入れ替えや湿気対策にも役立ちます。

トップライトのメリット

採光性の向上

トップライト最大の魅力は、自然光を取り入れて室内を明るくできることです。

特に住宅密集地では、壁面の窓だけでは十分な光を確保できないケースも多く、トップライトが効果を発揮します。

通気と熱気の排出

開閉式のトップライトを選べば、湿気や熱気の排出にも有効です。

天井付近にこもった暖かい空気を逃がすことで、室内の快適性が向上します。

トップライトのデメリットと注意点

雨漏りリスク

トップライト（天窓）は雨漏りの原因になりやすい部分でもあります。

屋根に穴を開けて取り付ける構造上、経年劣化や施工不良によってシーリング材が劣化し、雨水が侵入することがあります。

このように、室内にまでシミやカビ、クロスの剥がれが生じる事例も数多くあります。

結露や遮熱性の問題

断熱性の低い製品を選んでしまうと、結露の発生や夏の暑さの原因になることもあります。

適切な断熱性能を持った製品選びが重要です。

トップライトのメンテナンスと修理方法

定期的な点検

トップライトは定期的に点検し、シーリングにヒビや剥がれなどの劣化が確認された場合は早期に補修を行いましょう。

こちらは市川市で実施したトップライト（天窓）を囲っている板金補修作業の様子です。

修理ができない場合もある

状況によっては、補修では対応できないケースも存在します。

特に、製品の耐用年数を超えた古いトップライトは、補修よりも交換や撤去の選択肢が現実的です。

屋根リフォーム時にトップライトをどうする？交換と撤去の選択肢

屋根カバー工事時に交換を実施

屋根カバー工法（既存の屋根の上に新しい屋根材をかぶせる工法）を行う際、トップライトの交換も同時に実施することが可能です。

上記は市川市の屋根リフォーム現場で、トップライトを新しいものへ交換した事例です。断熱性能や防水性も向上し、今後の安心感が増します。

あえて撤去するという選択肢

雨漏りを繰り返すトップライトは、思い切って撤去するのも一つの手です。

特に採光がそれほど必要でない部屋であれば、塞いでしまうことで雨漏りリスクを完全に排除できます。

写真は、トップライトを撤去して屋根カバー工法で仕上げた例です。撤去後は構造用合板で塞ぎ、防水シートと新しい屋根材で仕上げました。※室内側の対処も必要です

まとめ：トップライトの扱いは信頼できる屋根専門業者へ

私たち「街の屋根やさん」では、市川市を含む多くの地域でトップライト（天窓）の修理・交換・撤去の実績があります。

現場調査から丁寧に対応し、お客様のご要望に合わせた最適な提案をいたします。トップライト（天窓）についてお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください('◇')ゞ