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【保存版】春~夏は鳥の巣被害に要注意!住宅における鳥害予防と対処法
更新日:2025年5月20日
こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
春から夏にかけては鳥たちが巣作りを始める季節で、今まさにお住まいに作られた鳥の巣にお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
可愛らしく感じる鳥ですが、
住宅に巣を作られると建物のダメージや衛生面での様々な問題が発生する場合があります。
本日は住宅における
鳥の巣がもらたすトラブルや対策について詳しくご紹介します!
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春から夏にかけて多くの鳥たちが繁殖のために巣作りを始める季節で、特に
3月から7月頃はエサとなる虫が増える時期と重なるため、鳥の営巣活動が最も活発になります。
この時期には
お住まいの外回りを定期的にチェックすることが大切です。
下記のような兆候が見られる場合は、すでに巣作りが始まっている可能性があります。
●家の周りを鳥が頻繁に飛んでいる●鳥の糞や羽が目立つようになった●鳥の鳴き声がよく聞こえるこのような兆候があれば、
早めに専門業者による点検を依頼することをおすすめします!
住宅に鳥の巣が作られると、下記のようなトラブルが発生する可能性があります。
| 1.建物の損傷、ダメージ | 鳥の糞には強い酸性の成分が含まれており、長期間にわたって付着したままになると屋根材や外壁にダメージを与える恐れがあります。金属部分では錆びを引き起こしやすく、木部では劣化や腐食が進行する場合があります。 |  |
| 2.衛生面の問題 | 鳥の糞や巣に付着した汚れにはカビや細菌が繁殖しやすいです。換気口などを通じて室内に入り込むとアレルギー症状や呼吸器系の不調を起こす可能性があり、ダニやノミなどの害虫や寄生虫が発生するリスクもあるため注意が必要です。 |  |
| 3.騒音被害 | 巣にいるヒナの鳴き声や親鳥の羽音は想像以上に大きく、睡眠を妨げる原因になること場合があります。特にヒナが育つ4月〜7月頃の「育雛期」には鳴き声の頻度や音量がさらに増す傾向があります。 |  |
| 4.景観の悪化 | 鳥の糞が外壁や窓に付着すると見た目を損なうだけでなく、清掃にも手間がかかります。時間が経つほど汚れはこびりつきやすくなり、簡単には落とせなくなるためこまめな清掃が重要です。 |  |
| 5.排水性能の低下 | 雨樋などの排水経路に鳥の糞や巣が溜まると、排水不良汚を起こす場合があります。それによって雨漏りが発生する可能性もあります。 |  |
鳥たちは安全で快適な場所を求めて巣作りを行うため、以下のような場所が巣を作られやすいポイントです。
「安心・静か・雨風をしのげる」という点で、鳥たちにとっては理想的な巣作りの場所です。
| 1.軒天や軒下 | 雨風をしのげるだけでなく、ほどよく閉鎖された空間となっているため、鳥にとっては安心できる巣作りの場所です。 |  |
| 2.通気口や排気口 | 内部に入り込みやすく風通しも良いため、過ごしやすい空間になります。構造的に囲まれているため外から見つかりにくく、外敵に襲われるリスクが低い場所です。 |  |
| 3.屋根の隙間 | 屋根の瓦のズレや破損した箇所や棟板金の隙間などは鳥が中に入り込みやすい絶好の場所です。内部は暗く外敵に見つかりにくいため、安全に巣作りができると判断されやすい場所です。 |  |
| 4.ソーラーパネルの下 | ソーラーパネルと屋根の隙間は雨を防ぎながら直射日光も遮られ、さらに、静かなため鳥にとっては落ち着いた巣作り場所となります。 |  |
| 5.雨樋やシャッターボックス内 | 構造上、狭くて暗く、外からも見えにくいため特にスズメのような小型の鳥に好まれます。 |  |
鳥の巣を見つけた際にはすぐに撤去したくなるかもしれませんが、実はそう簡単にはいきません。
日本では
「鳥獣保護管理法(ちょうじゅうほごかんりほう)」という法律により、野生の鳥や巣は法律で保護されています。
特に
巣の中に卵やヒナがいる場合、許可なく撤去することは法律で禁止されています。
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屋根に作られる鳥の巣対策!撤去は可能?
鳥獣保護法で定められている主なルール
●巣の中に卵やヒナがいる場合、許可なしに撤去することは禁止されています。(違反すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金になることがあります)
●野生の鳥を勝手に捕まえたり傷つけることもNGです。
●もし明らかな被害(健康被害や建物の損傷など)が発生している場合は、自治体に申請して許可を得れば適切な方法で対応することが可能です。
※ただし許可には申請・審査・書類発行に日数がかかるため、多くの場合はヒナが巣立つのを待ってから撤去するのが現実的な対応となります。
鳥の巣作りを防ぐためには、防鳥ネット・スパイクの設置・超音波や視覚効果による鳥除け装置の使用・反射材や防鳥シートの設置などの対策があります。
CDやキラキラしたテープなどの視覚的なもの、鳥が嫌いな超音波を発する機械などは、鳥に「危険なものではない」とバレてしまうと効果がなくなってしまいます。
そのため、防鳥ネットやスパイク(剣山)を取り付けて物理的に鳥の侵入を防ぐ方法がおすすめです。
case1.堺市中区にて折板屋根に鳥の糞が溜まって排水不良を起こしていた倉庫
堺市中区の倉庫の折板屋根から雨漏りがするとご相談があり、調査を行いました。
折板屋根の雨水が流れる水下側に、
鳥が運んできたエサや糞や泥が溜まって水を塞き止め、正常に流れない状態となっていました。
この詰まりが原因で雨水の排水経路が変わって本来雨水が流れない箇所に流れたり、屋根に水溜まりができることで雨漏りを引き起こしているのではないかと考えられました。
また、鳥の糞や泥によって水溜りができたことで
金属表面に錆びが発生していました。
鳥の糞は強い酸性であるため金属に付着したまま放置すると錆びや腐食を引き起こします。
case2.堺市北区にて風災を受けた棟板金の隙間に鳥の巣!
堺市北区の住宅では片流れ屋根の
棟板金が強風によって浮いてしまい調査を行ったところ、
棟板金の端に鳥の糞が沢山落ちている状態でした。
強風でできた
棟板金の隙間を鳥が見つけ、巣作りしていたのでしょう。
棟板金の
内部を見ると木の枝や枯葉がたくさんありますが幸いにも卵やヒナはおらず、撤去可能な状態でした。
鳥の巣を撤去し、棟板金と貫板を部分交換して取り付け直して釘の打ち直しも行うことになりました。
鳥の巣を撤去すると、
鳥の糞尿や隙間から浸入した雨水によって棟板金を固定する貫板(ぬきいた)が腐食している状態でした。
貫板が腐食していると固定力や耐久性の低下に繋がります。
case3.河内長野市にてソーラーパネルに防鳥ネットの取り付け
河内長野市の住宅では、屋根のソーラーパネル下の10cm足らずの僅かな隙間に鳥の巣が作られていました。
屋根や軒樋には大量の糞が落ちており、素材の劣化が心配される状態でした。
巣の状態を念入りに確認したところ現在ヒナや卵は見当たらず、すぐに撤去が可能な状態でした。
軒樋はこのような糞や泥・落ち葉などが溜まると
オーバーフローという排水不良を起こす原因になります。
大量の糞は全て撤去し、綺麗に清掃しました。
ソーラーパネルの隙間には防鳥ネットを取り付けました。
コーナー部分や鳥が出入りしやすい箇所に隙間ができないように、しっかりと覆っています。
目の細かいネットを使用することで小さな鳥の侵入も防ぎます。
今後鳥がパネル下の隙間に入ることができなくなり、巣作りを防止することができます。
防鳥ネットの耐用年数は一般的に3~5年程度なので、定期的に点検とメンテナンスをしておくと安心です。
「最近よく鳥の鳴き声がする」
「軒下に枝や草が…」
そんな時はすでに巣作りが始まっているサインかもしれません。
鳥の巣被害を防ぐためには早期発見と対策がカギです!
また、巣立ったあとの鳥の巣を見つけたら放置せずに撤去することをおすすめします。
当店では鳥獣保護法を遵守した安全な施工で、鳥の巣撤去から再発防止の対策まで対応しております。
鳥害でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-sakai@osaka.zaq.jp
くまさんホーム株式会社
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