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上伊那郡南箕輪村 ミサワホームのお宅のスレート屋根のカバー工事とコーキング打ち替えを伴う外壁塗装メンテナンス
【工事のきっかけ】
「外壁のひび割れが気になってきて…」と、I様からご相談いただいたのが今回のきっかけでした。
築年数から見ても、おそらく12~15年前にミサワホームで外装塗装を行ったとのこと。詳しくお話を伺いながら、さっそく現地調査に伺いました。
ミサワホームの住まいは、構造そのものの耐久性が高く、長く安心して暮らせるのが大きな特長。
しかし、屋根や外壁など外気にさらされる部分は定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
I様邸でも、スレート屋根の色褪せや劣化が目立ち、建物全体の美観と耐久性を保つためにも、外壁と合わせてしっかり調査をさせていただきました。
基本情報

- 施工費用:240万円(屋根カバー工事・外壁塗装工事・税込み価格)
- 使用材料:エポパワーシーラー、超低汚染リファインMF‐IR、ガルバリウム鋼板
施工前の屋根は、全体的に色褪せが進み、スレートの表層が剥がれている箇所も見られる状態でした。塗膜が劣化し、防水機能が著しく低下しており、雨漏りのリスクも高まっていることが分かりました。
そこで今回、高耐久なガルバリウム鋼板によるカバー工法を採用。
屋根全体を覆うことで防水性・耐候性をしっかりと確保し、雨風に強い安心の屋根へと生まれ変わりました✨
長年住まいを支えてきたミサワホームの構造はそのままに、外装だけをしっかりアップデートすることで、また長く快適にお住まいいただけます☺️
I様邸は、ミサワホームらしいサイディング外壁仕様で、特に出隅(外壁の角)部分のひび割れが目立っていました。
出隅の役物はパーツ同士を接着して成形しているため、振動や経年の影響で割れやすい箇所です。
また、外壁を固定している釘まわりからのひび割れも複数確認されました。
サイディングの釘は構造上「固定」されているため、温度変化による膨張・収縮や地震などの動きに追従できず、割れが生じやすくなります。
さらに、外壁の表面を手で触れてみると、白い粉がしっかりと付着する「チョーキング現象」が現れていました。
これは紫外線などによる塗膜の劣化が原因で、防水性が落ちているサインです。お住まいの外壁でも、簡単に確認できる目安になりますので、ぜひチェックしてみてください。
コーキング(目地の防水材)は、変色やひび割れ、さらには切れてしまっている箇所も見受けられました。
このような状態になると、雨水が浸入しやすくなり、構造体に悪影響を及ぼすこともあるため、定期的な打ち替えが必要です。
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コーキングの重要性について
I様邸の屋根は、スレート屋根(コロニアル)が採用されており、築年数相応に広範囲で色褪せ・塗膜剥がれが確認されました。
塗膜がなくなると防水機能が失われ、スレート材が水を吸いやすくなってしまいます。さらにその水分が下層の防水シートや野地板まで劣化させてしまうリスクがあります。
スレート屋根は、所々に塗膜の剥がれが見られ、表層が剥がれ落ちてしまっている箇所も見られました。このように屋根材の素地が露出してしまうと、ますます激しく吸水する恐れがあるので、早めのメンテナンスが必要です。
棟の部分の板金にも、色褪せやコーキングの傷み、棟板金自体の浮き、といった劣化症状が見られました。棟板金は、屋根の頂上部に設置する部材であることから、特に風の影響を受けて浮いてしまうと、強風にあおられて外れてしまうリスクが高まります。棟板金が外れると、雨漏りを引き起こす原因となってしまうので、釘の打ち直しなど、適切な処置が必要となります。
外壁は、耐候性に優れた塗料にて塗装メンテナンスをご提案し、スレート屋根については、雨漏りの症状は確認できなかったものの、防水機能が低下したスレート屋根材表層の塗膜の剥がれや、棟板金の浮きなど、激しい劣化症状が確認できたため、塗装によるメンテナンスに比べると、より耐久性の高い屋根カバー工事をご提案させて頂きました。
このように、構造の耐久性に優れたミサワホームのお住まいでも、外装の定期的なチェックとメンテナンスは非常に重要です。
今回の施工により、見た目も機能性も向上し、今後も長く安心してお住まいいただける状態に整えることができました。
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スレート屋根へのカバー工法の選択肢
作業員が安全で効率的に作業を行えるように、まずは足場の組立を行います。足場の組立を行い、足場を効率的に使用して作業を行うことで、工期の短縮や品質の向上が図れるようになります。
足場の組立が完了したら、塗装を行う外壁の洗浄を行います。洗浄作業を予定していた当日は、雨が降っていましたが、高圧洗浄は雨が降っていても行える工程です!
カッターなどの道具を使用して、古いコーキングを1本ずつ取り除いていきます。
古いコーキングの撤去が完了したら、目地の両側にマスキングテープで養生を行います。凸凹がある外壁面に対する養生は、隙間が生じないように凸凹に合わせてテープを貼り付けていきます。
目地にプライマーを塗布します。プライマーは、コーキング材を定着させるための接着剤の機能を果たす下塗り材なので、剥がれなどの不具合が起きないように、しっかりと丁寧に塗布します。
サッシ、雨樋など塗装を行わない箇所に養生をしっかりと丁寧に行った後、下塗り塗装を行います。
下塗りは、この後に続く中塗りや上塗りで用いる塗料とは、全く異なる性質の下塗り塗料を使用します。下塗りは、付着性を高めること、下地へ塗料が吸い込みすぎるのを防止すること、など品質を確保するうえで欠かせない役割を果たしています。
今回、I様邸の施工で使用した下塗り材は、アステックペイント社の『エポパワーシーラー』という塗料です。
軒天は、日が当たりにく、湿気の影響を受けやすい所です。軒天の劣化が進むと、カビの発生や損傷などが現れ、外観を損ねてしまう原因にもなります。そのため、定期的なメンテナンスを行い、湿気から守ることが大切です。
下塗り塗装がしっかり乾燥した後、中塗り塗装を行います。
I様邸の外壁塗装の中塗り・上塗りに使用した塗料は、アステックペイント社の『超低汚染リファイン1000MF-IR』という塗料です。メーカーによる期待耐用年数は約20~24年相当と、とても耐候性に優れた上塗り材です。
上塗りでは、中塗り時と同じアステックペイント社の『超低汚染リファインMF- IR』を使用して塗装を行います。中塗り・上塗りは、ブラウン系の色を選んで頂き、おしゃれで落ち着いた雰囲気に仕上がりました✨ブラウン系の外壁は、汚れが目立ちにくいので、長期間にわたり美しい外観を保つことが期待できそうです☺️
屋根カバー工事の施工にあたり、事前に屋根洗浄を行いました。屋根カバー工事というのは、既存屋根をそのまま残して、その上に新しい屋根材を被せて施工するので、洗浄を行わないことも多いようですが、激しい汚れ、劣化の状態が著しい場合は、今回のように洗浄を行ったほうがいい場合もあります。
今回行った高圧洗浄作業は、降雨の中での作業となりました☔
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洗浄が完了したら、しっかりと乾燥させたのち、屋根カバー工事に取り掛かります。
まずは、棟板金とその下地である貫板の撤去を行います。出来るだけ平坦な屋根下地を作って、次工程の防水シート敷設工程に備えます。
既存のスレート屋根に対し、ルーフィング(防水シート)を敷設していきます。使用したルーフィング(防水シート)は、粘着層付き改質アスファルトルーフィング「カスタムライト」になります。
カバー工事の防水シートの施工は、スレート屋根が下地となることから、ステープルで留め付けることはできません。板金のプレートをあてて釘で留め付けるか、粘着タイプの防水シートを貼り付けることになります。
「カスタムライト」のような粘着タイプの防水シートは、釘で穴をあけることがないので、雨水が浸入するリスクがなく、防水性をより高められます。
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先行して、谷板金や軒先水切り施工後、軒先から本体を葺いていきます。
ガルバリウム鋼板は、圧倒的に耐久性が高く、長寿命が期待できる素材です。そのため、メンテナンスの回数も少なくて済み、コストパフォーマンスが高まる屋根材です。
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ガルバリウム鋼板屋根材の上下をかみ合わせながら、ステンレスビスで留め付けていきます。ガルバリウム鋼板屋根は非常に軽量な材料ですが、このようにしっかりと野地板に固定していくことで、強風にも飛ばされない強い構造に仕上げます。
同時に雪止め金具の取り付けを行っていきます。雪止め金具は、上下の位置をずらして取り付けることで、積雪の荷重を分散し、屋根への負担を軽減します。
棟の部分に、あらかじめ下地(貫板)を取り付けます。
下地を取り付け後、側面からステンレスビスでしっかりと固定します。

ミサワホームで建てた築30年ほどのお宅の屋根カバー工事が完成しました☺️スレート屋根の激しい傷み具合を、長い間気にされていたI様でしたが、無事に完成し、これからも雨漏りの心配をすることなく安心して暮らして頂けそうです🏠✨
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