皆さん、こんにちは！
街の屋根やさん　加古川店　営業の福山です。

本日は明石市にて行った「ケイミュー㈱　ルーガ 雅を使用した屋根葺き替え工事」のご紹介となります。

日本国内のみならず世界各国で大規模な地震が多発している近年、ご自宅の耐震性に不安を抱えられている方も多いかと思われます。

今回使用した、ケイミュー㈱　ルーガは陶器製の瓦屋根に比べると重量が半分以下になり、耐震性に大変優れた屋根材となります。

地震対策をご検討されている皆様や、屋根の重量にお悩みのお客様に是非、参考にして頂ければと思います！

それでは、現地調査の様子から見ていきましょう！

～現場のご紹介～

こちらが今回葺き替え工事を行ったご自宅となります。

築３０年の木造戸建て平屋住宅となります。

いぶし瓦の屋根で立派な平屋住宅でした。

平屋住宅は、近年日本社会の高齢化にともない需要も増えてきていますが、バリアフリー面に優れている一方、間取りを確保するため、屋根の面積が広くなる傾向が多く見られます。

こちらのご自宅も１８５㎡と、かなり広い屋根面積となっていました。

屋根の面積が増えると、その分、屋根材の使用枚数も増加するため、必然的に重量が増えていきます。

１８５㎡のこちらのご自宅も１０ｔ以上の屋根瓦と屋根土が施工されていました。

～葺き替え工事の一大イベント瓦屋根の撤去作業～

足場組後、まずは既存の屋根瓦を撤去していきます。

瓦撤去作業は、作業音や埃が特に発生する工程となるため、近隣への事前挨拶が必須の作業工程となります！

弊社では、着工前の近隣挨拶を徹底し、ご近所からのクレームが発生しないよう細心の注意を払った上で施工を進めて参りますので、ご安心下さいませ！

～瓦の次は屋根土の撤去が待っています！～

瓦撤去後、瓦の下に施工されている屋根土の撤去作業に進んでいきます。

【ちりとり】や【てみ】を使用して、屋根土の撤去していきます。

屋根土の撤去の際は、どうしても土埃が大量に発生するため、こちらの作業時も施主様や近隣の方への配慮が必須の作業となります。

～葺き替え工事に際して下地補強は必須です！～

綺麗に全ての瓦・屋根土を撤去し終わったあと、下地の補強を進めて行きます。

12mmの構造用合板（コンパネ）を屋根面全体に増し張り施工していきます。

既存屋根下地が小幅板と呼ばれる幅の狭い板を使用されている場合や、既存屋根下地が経年劣化により弱っている場合、新しい屋根材を固定するビスや釘類が緊結出来ませんので、下地の補強は葺き替え工事において必ず必要な項目となります！

～通気性・透湿性に優れた防水紙のご紹介～

下地補強後、防水紙を屋根面全体に敷設していきます。

屋根改修工事の際に使用される防水紙は【改質アスファルトルーフィング】が多いですが、今回は【エコルーフ】を使用しました。

こちらの防水紙は、通気性・透湿性に優れており、屋根下地の腐食やカビの発生を防ぐ優れた防水紙となっています！

～雨仕舞いには要注意！　施工不良は雨漏りの原因に！！～

こちらは天窓周りに【捨て板】と呼ばれる部材を取り付けている様子です。

捨て板とは、屋根の雨漏りしやすい箇所に取り付ける部材です。

雨水が万が一侵入しそうな場合でも、雨水を受け止め屋外に排水し、建物内部への浸水を防ぐ役割を担っています。

その為、捨て板の取付け施工は【適切な雨仕舞い知識】と【熟練の加工技術】が必須となります！

～屋根材の荷揚げ後、いよいよ新しい屋根材の施工が始まります！～

防水紙敷設・捨て板の取付けなど下準備が完了すると新しい屋根材を荷揚げしていきます。

屋根の面積が広ければ、その分使用する屋根材も増えるため、新設屋根材を荷揚げした際は壮観です！

こちらの現場の荷揚げも非常に多くの屋根材を荷揚げしました！

～捨て板と屋根材の取り合いには防水シーラーを取り付けましょう！～

新設屋根材を荷揚げ後、施工を進めて行きます。

屋根材は軒先から屋根の頂点である棟部に向かって施工していきます。

施工を進める際、今回のように天窓等、捨て板を取り付けた箇所がある場合、捨て板と屋根材の取り合いに【防水シーラー】を仕込んでおきます。

万が一捨て板を越えるような雨水が流れ込んできた場合でも、防水シーラーがあることで雨水の浸水を防ぐ事ができます！

捨て板＋防水シーラー取付けで、より強固な雨仕舞いに仕上がります！

～強力棟金具を取り付けることで棟瓦のズレや欠落を防ぎます！～

棟部には【強力棟金具】を取付けします。

ステンレス製のこちらの部材は、屋根材の棟部材を固定する土台部分となります。

強力棟金具を屋根下地にビスで緊結することで、棟部の仕上がり後、台風や地震などの自然災害で屋根材のズレや欠落を防ぐ事が可能となります！

～棟部材の下地となるタフモック（人工木）の魅力をご紹介～

棟部の土台となる強力棟金具に、棟部材を固定する下地の【タフモック（人工木）】を取付けしました。

タフモックとは、樹脂製の下地材のことを指します。

通常の木製下地材と比べ、最大の魅力は耐久性です！

木材で無いため腐食せず、固定に使用するビス類の抜け落ちが激減します。

また、木材に比べると軽量であることも魅力の1つとなっています。

～軽量な棟部の納めには乾式面戸材が有効です～

棟部の納めに進んでいきます。

棟部納めには【乾式面戸材】を使用します。

乾式面戸材とは、ロールシート状の面戸部材を指します。

裏面には、強力なブチルテープが貼られているため、ブチルテープの密着により平瓦と棟の隙間をしっかりと塞ぐことが出来ます。

また、これまでの漆喰仕上げと比べると格段に軽量で、かつ施工性にも優れるため、工期の短縮にも繋がる材料となります！

～新設屋根材のご紹介～

棟部材を被せてビス固定し、棟部の納めおよび屋根葺き替え工事が完工となりました！

今回の屋根材は【ケイミュー㈱　ルーガ　雅】を採用しました！

陶器瓦の半分以下となる重量で耐震性に優れた商品です。
弊社でもオススメの屋根材となっています！

➡ケイミュー㈱　ルーガの製品紹介ページはこちら

～施工後の全景をご紹介～

モダングレー色を使用し、これまでのいぶし瓦の風合いを保ちつつ、屋根軽量化に成功致しました！！

弊社では、ドローンを使用した工事前・工事後の全景撮影もご提供しております(^^)

～まとめ～

完工後、風合いを保ちつつ、屋根軽量化に成功した工事に施主様からも大満足して頂きました！

災害大国の日本では、今後も様々な自然災害の発生が予想されます。

地震に備えた屋根の軽量化や、その他の災害に備えたご自宅のリフォームも弊社では得意にしておりますので、お声掛け下さいませ！

様々な自然災害から皆様のご自宅を守れるよう、街の屋根やさん加古川店は、これからも奮闘して参ります！！

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました！