笠間市で伐採中の木を落とし軒先瓦が二枚破損！瓦差し替え修理完了
更新日：2025年4月16日
ご相談をいただいた後、まずは現地調査を行い、屋根の状態や割れている箇所や、差し替えが可能かどうかをしっかり確認しました。
破損したのは二枚の瓦のみで、真下の雨樋は歪みもなく、被害を免れたようです。
割れてしまった瓦には、防水テープが貼られ応急処置が施されていました。
お客様は、「とりあえずこれ以上割れないようにテープで留めたけれど、雨が降る前にちゃんと直してもらいたくて…」と、早めにご連絡をくださったそうです。
瓦自体はスタンダードな形状だったため、すぐに手配可能と判断。 水曜日に調査→翌週の月曜日に瓦の差し替え修理を行う段取りとなりました(๑•̀ - •́)و✧
【高さ＋重さ＋勢い】伐採中の枝木は意外と大きくて重たいですよね。その上、高所から落下すれば、小ぶりの枝でもけっこうな衝撃になります。しかも屋根は「面」ではなく「瓦一枚一枚」でできているので、一点集中の力に弱いんです。
【軒先は下地との接着が弱い】外壁から突き出した軒先の瓦は、支えが少ない分他と比べて割れやすいのです。例えると、板の端に立ってジャンプするようなもので、力が分散しにくい場所なんです。
【経年劣化も関係あり！】寿命が長く丈夫な瓦ですが、年数が経つにつれて徐々に脆くなります。細かいヒビが入っていたりすると、そこに落下の衝撃が加わって破損につながる危険性も…。
新しい瓦が準備できたところで、差し替え作業を開始します！
この部分の瓦は、軒先瓦（のきさきがわら）・唐草瓦（からくさがわら）・万十瓦（まんじゅうがわら）などとも呼ばれています。
外観の美しさや雨の流れを整える役割も担っていて、釘で固定されていることが多いんです。
そこでまずは、二段目の瓦を上方向にズラして空間を作り、破損した瓦を慎重に取り外しました( ｡•̀_•́｡)
差し替え用の新しい瓦をぴったり合わせたら、ステンレス製の釘を打ち込み、しっかりと固定します。
ステンレス釘はサビにくく、長持ちするので屋根工事には欠かせないアイテムです。
屋根工事では定番になってきているステンレス製の釘やビスの特徴は？
✓サビにくく耐久性が高い！→瓦屋根は雨や風、紫外線にずっとさらされていますよね。鉄製の釘だと、年数が経つとサビてしまって脆くなることも…。でもステンレスなら、高い耐食性があるのでサビに強く、寿命の長い屋根材にもしっかり対応できるんです。
✓瓦をしっかり固定できる→ステンレス釘は強度もあるので、台風や強風の際に瓦が飛ぶリスクを減らすことができます。特に軒先やケラバの瓦は風の影響を受けやすい場所なので、釘で固定することがとても大事なんです。
上方にズラした瓦を元の位置に戻し、微調整をして完了です！٩(ˊᗜˋ*)و*｡
今回は一階部分の下屋根だったため、安全確認を含めて15分ほどで作業が終了しました。
比較的簡単な差し替え修理とはいえ、もちろんしっかりとした技術と経験が必要です。
「これで安心できました」と、お客様もとても喜んでくださいました。
「屋根の修理って高そう…」と感じる方も多いかもしれませんが、笠間市の瓦差し替えは小規模な作業で、また手が届く高さだったこともあり、材料費・作業費込みで 13,200円（税込）にて対応させていただきました。
ちなみに、同じ内容でも二階の屋根になると、最低3万円からの料金になることがほとんど。これは、高所作業に必要な安全対策や人員が増えるためです。
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