屋根の劣化が気になるお客様からのご相談

先日、知り合いの大工さんから「行方市で屋根の劣化が気になっているお客様がいるので見てほしい」との連絡をいただきました。お客様は屋根の老朽化を感じており、塗装を検討しているとのことでした。

現地調査に伺い、お客様とお話をしながら屋根の状態を確認することにしました

高所カメラによる屋根診断

屋根の状態を詳細に確認するために、高所カメラを使用して調査を行いました。肉眼では見えにくい部分も、カメラを使うことで細かくチェックできます。

調査の結果、屋根材はコロニアルNEOであることが判明しました。

コロニアルNEOとは？

コロニアルNEOは、スレート屋根の一種で、軽量かつコストパフォーマンスが良い屋根材です。しかし、以下のようなデメリットがあります。

耐久性の問題：10〜15年程度で劣化が進行する。 塗装メンテナンスが困難：塗装が剥がれやすく、劣化すると脆くなる。 割れやすい：経年劣化でヒビが入りやすい。

このため、コロニアルNEOのメンテナンスには慎重な判断が求められます。

塗装と屋根カバーの選択肢

お客様は屋根塗装を検討されていましたが、コロニアルNEOの特性を考慮すると、塗装よりも屋根カバー工法が適していると判断しました。

【塗装 vs 屋根カバー工法】

メンテナンス方法	メリット	デメリット
屋根塗装	低コストで対応可能	コロニアルNEOは塗装が剥がれやすく、長持ちしない
屋根カバー工法	耐久性が向上し、長期的なメンテナンスコストを削減	初期費用がかかる

屋根カバー工法のメリット

**屋根カバー工法（カバーリング工法）**とは、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる工法です。以下のメリットがあります。

高い耐久性：新しい屋根材を重ねるため、雨漏りや劣化のリスクを大幅に軽減。 遮熱・断熱効果：屋根が二重構造になり、断熱性が向上。 コストパフォーマンスが良い：既存の屋根を撤去せずに施工できるため、廃材処分費が抑えられる。 工期が短い：通常の葺き替えよりも短期間で完了。

これらの理由から、今回は屋根カバー工法をご提案しました。

まとめ

今回、行方市で屋根の劣化にお悩みのお客様からのご相談を受け、現地調査を実施しました。調査の結果、屋根材がコロニアルNEOであり、塗装では十分なメンテナンス効果が期待できないため、屋根カバー工法をご提案しました。

屋根のメンテナンス方法は、使用されている屋根材によって適切な選択肢が異なります。適切な施工方法を選び、建物の寿命を延ばしましょう。定期的な診断とメンテナンスを行うことで、安心して暮らせる住環境を維持できます。

屋根の劣化やメンテナンスでお悩みの方は、お気軽にご相談ください！