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堺市南区の住宅で強風被害|端部の袖瓦のズレや飛散・のし瓦のズレ・漆喰の劣化が重なった結果、室内に雨漏りが発生!
更新日:2025年1月28日
こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
本日は、
堺市南区で強風被害にあった住宅の現地調査をご紹介します。
『風が強かった翌日に気になって外に出て見ると、屋根瓦やテラスの波板一部が飛んでいました。屋根の状態を見てもらえませんか』とご相談がありました。
冬本番になれば、急な気圧の変化で台風並みの暴風に見まわれる事があります。最小限の被害に抑える為にも、事前の住宅点検をおこないませんか!
▶メールでの問合せは24時間受付中
今回は、天井からもポタポタと雨水が落ち始めまたようです。
雨水が徐々に屋根内部に侵入し、時間を掛けて柱などを伝い室内に雨漏りを引き起こしたと考えられます。
屋根から雨水が侵入している可能性が高いので、強風被害の状況を調査させていただきます。
屋根の一番端にある袖瓦(そでがわら)が1枚飛散し、ズレが生じていました。
こちらの瓦屋根は、
瓦を固定する為に粘土のような土を敷いている『土葺き工法』が使用されていました。
しかし、
この土は経年劣化で乾燥すると痩せて、次第に瓦を固定する力が弱くなってしまいます。瓦がズレたり動いたりするので、強風時には注意が必要です。
▶松原市にて強風で土葺き屋根のケラバ瓦が落下して屋根下地が露出
棟の漆喰は全体的に劣化の症状が見られました。特に棟の端部分・鬼瓦(おにがわら)の取合い部分や、巴瓦に詰められている漆喰の剥がれが目立ちます。
鬼瓦は棟の両端から雨水の浸入を防ぐ役割がありますが、
隙間や葺き土が露出すれば、雨漏りを引き起す原因になります。
▶大阪市大正区|漆喰劣化と台風で大きく重い鬼瓦が外れて落下寸前に
屋根の複数箇所に剥がれた漆喰の破片が残っていました。漆喰の破片が軒樋に落ちれば、雨樋が詰まりオーバーフローが起ってしまうので、漆喰の破片は持ち帰り処分しました。
屋根のコーナー部分に取付けられていたのし瓦が、屋根に落下していました。
屋根に降り注いだ雨水が軒先へ流れていくように取付けられています。
のし瓦がなくなった事で、壁際まで雨水が流れ込みやすい状況でした。
屋根と壁の取合い部分にあるのし瓦には、隙間やズレが見られました。
この隙間から、大雨時には大量の雨水が屋根内部に流れ込み、室内天井からの雨漏りを誘発したのかもしれません。
軒天が剥がれていました。屋根周辺に塗られている漆喰も劣化し、水分を多く含み湿気が溜まりやすい環境にありました。
使用されている
木製のベニヤは、水分に弱い素材になります。軒天は風雨の影響を受ける事は少ないですが、
湿気などで腐食が進行すると剥がれや落下被害を招くリスクもあります。
▶堺市美原区にて腐食した軒天の補修依頼をいただいた現地調査
テラスの塩ビ製波板が部分的に飛散していました。以前は塩ビ製波板がよく使用されていましたが、耐衝撃性が高く耐用年数も優れているポリカーボネートが一般的となりました。またフレームの溝には泥が溜まっています。
フレームに
泥やゴミが溜まっていると、排水不良を起こす事があります。こちらの溝は波板が外れている時にしか清掃ができない為、当店では波板工事の際にフレームの清掃も一緒に行います。
▶波板工事は街の屋根やさん堺店にお任せください|現地調査の様子3件ご紹介
波板を固定する塩ビ製のフックも抜けていました。フックも波板と同様に耐用年数が短いので、定期的に交換しないと割れてしまう場合があります。
波板の飛散も、フックが傷み割れた事で飛散してしまったのでしょう。
テラスに付いていた雨樋(じゃばら樋)は、落ち口が腐食しているので強風に煽られて飛散していました。雨樋がなければ、屋根の雨水を集めて正常に排水する事ができなくなってしまいます。
建物外部を見ると、基礎部分のモルタルが経年劣化によって隙間ができていました。基礎内部の鉄筋まで雨水が浸入してしまうと、錆などを引き起し建物全体の強度に直接影響します。
基礎部分の隙間には、樹脂モルタルでの補修をご提案しようと思います。
堺市南区で、強風被害に遭った住宅の現地調査が全て完了しました。室内の雨漏りは、強風被害によって瓦のズレや飛散が起り、内部に雨水の侵入を許した事が原因と考えられます。お客様には現状をご説明した上で、下記の工事をご提案させていただきました。
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電話 0120-989-742
E-Mail yane-sakai@osaka.zaq.jp
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〒599-8237
大阪府堺市中区深井水池町3260-3
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