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上益城郡益城町 屋根のセメント瓦にズレや割れ、塗膜のめくれなど老朽化の症状!耐震性の高い屋根へのリフォームをご提案
更新日:2024年12月9日
こんにちは、街の屋根やさん熊本店です。
今回は
上益城郡益城町にて築47年住宅で屋根調査を行った様子をご紹介します。
セメント瓦の割れやズレで雨漏りが発生し、全体的に老朽化が見られたため、葺き替え工事をご提案しました。
当店ではちょっとした屋根の補修から、大規模な屋根リフォームまで幅広く工事を承っております。
まずはお気軽にご相談くださいね。
今回ご相談いただいたのは、上益城郡益城町のこちらの住宅です。
何年もメンテナンスをされていないということですので、築年数を考慮すると屋根に様々なトラブルが起きている可能性があります。
まずは雨漏りが起きている室内を確認させていただきました。
雨漏りの重みで、天井板がたわんでいました。いつ天井板が外れ落ちてもおかしくない状況で危険な状態です。
また、壁にも雨漏りによるシミがあり、カビやダニ、さらにはシロアリの被害に発展する可能性もあります。
雨漏りは見た目の問題だけでなく、建物自体の耐久性や強度を著しく低下させる原因にもなります。
雨漏りの原因を探るべく、屋根の調査を行います。
お客様宅では、
「セメント瓦」が使用されていました。
セメント瓦は、一般的な粘土瓦とは異なり、セメントを主原料として作られた、熊本県発祥の瓦です。
セメント自体に防水性がないため、定期的な塗装によって防水性を維持する必要があります。
粘土瓦よりも大量生産でコストが抑えられたため、1970年代~1990年代を中心に広く普及していましたが、現在では廃盤となっています。
耐用年数は30~40年程度で、現在屋根に使用されているセメント瓦はほとんど寿命を迎えていると言えます。
【参考記事】セメント瓦とモニエル瓦、塗り替えを必要とする瓦の最適なメンテナンス方法
セメント瓦には
塗膜の剥がれや
割れなどの劣化症状が確認されました。
これらは
セメント瓦の老朽化のサインです。定期的に塗装を行って防水性を保つ必要がありますが、このように塗膜が劣化して剥がれると、雨水が染み込んで強度が下がり、割れも起きやすくなります。
瓦屋根は数枚に割れがあっても、新しい瓦と差し替えができるのですが、
セメント瓦は現在廃盤になっているため、同じ商品に差し替えるのは難しくなっています。【参考記事】ちょっとした屋根の補修も街の屋根やさんにお任せください
屋根全体を見渡すと
瓦のズレが複数箇所で見られました。
雨漏りの原因になるだけでなく、強風時に瓦が落下する危険性もあり、早急な対応が必要な状態でした。
棟には蛇行も確認されました。棟瓦は地震や台風の影響を強く受ける箇所です。
このままでは強風時に瓦が落下する危険性もあり、早急な対応が必要な状態でした。
【参考記事】棟瓦の修理方法について解説!
瓦を一枚めくって
ルーフィング(防水紙)を点検すると、劣化して破れていることが分かりました。
ルーフィングは屋根の防水性を保つ部材で、雨漏りを防ぐのに最も重要であると言えます。瓦のズレや割れとルーフィングの劣化があるため、雨漏りが起きたようです。
【参考記事】防水紙(ルーフィング)の重要性
セメント瓦屋根の調査が完了しました。
築47年が経過し、セメント瓦とルーフィングの劣化により雨漏りが発生している状況でした。
ルーフィングを張り替えるには、「葺き直し」か「葺き替え」のいずれかのリフォームを選択することになります。
既存の瓦を一度すべて降ろし、劣化したルーフィングを新しいものに張り替えた後、
同じ瓦を再利用して施工する工法です。
【メリット】
・瓦を再利用するため、材料費を抑えられる
・廃棄物が少なく、環境にやさしい
・葺き替えより工事費用を抑えられ、工期も短くなる
【デメリット】
・既存の瓦を再利用するため、瓦自体の劣化は改善できない
・瓦の取り外しや設置時に割れや欠けが発生する可能性がある
・見た目は既存のままなので、美観の改善は期待できない
古い瓦を全て撤去し、ルーフィングを張り替えた後、
新しい瓦に交換する工法です。
【メリット】
・新しい瓦に交換し下地も補強できるため、新築同様の屋根になる
・性能の高い最新の屋根材に変更できる
・見た目が新しくなり、住宅の資産価値も向上する
【デメリット】
・新しい屋根材が必要なため、材料費が高くなる
・葺き直しより工事費用が高く、工期も長くなる
・古い瓦の処分費用が必要となる
どちらの工法もメリットとデメリットがありますが、屋根材の状態やご予算、求める性能によって最適な工法を選択することが大切です。
今回のケースでは瓦自体の劣化が著しいため、葺き替えをお勧めしました。
屋根だけでなく、
住宅の木部や雨樋などでは塗装の劣化も見られました。
塗装の劣化は見た目が悪くなるだけでなく、雨水が染み込みやすくなって劣化が早まる原因になります。
こういった塗装が劣化した箇所には塗装を行うようにご提案します。
【参考記事】外壁と付帯部塗装を行った現場
お客様から
「瓦屋根が好きなので、スレートや金属屋根は考えていません。新しくて地震に強い瓦があれば葺き替えたい」とご要望をいただきました。
そこで、
防災瓦への葺き替え工事をご提案させていただきました。
防災瓦は地震や台風に強く、安心して長くお使いいただける屋根材です。
【参考記事】地震などの災害に強い! 従来のイメージを覆す防災瓦
今回のように、築年数が経過した住宅では雨漏りのリスクが高まります。
特に熊本地域ではセメント瓦を使用している住宅が多く、同様の症状でお困りの方も多いのではないでしょうか。
屋根の不具合は早期発見・早期対応が重要です。
少しでも気になる症状がございましたら、お気軽に街の屋根やさん熊本店までご相談ください。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-kumamoto@dune.ocn.ne.jp
くまさんホーム株式会社
〒861-2234
熊本県上益城郡益城町古閑88−8
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