現状の屋根の状態

現地調査の結果、築30年以上の洋瓦屋根は長年の経年劣化により傷みが目立っていました。
苔が生えており、屋根材の防水効果もほぼ失われていたため、雨漏りのリスクが高まっていました。

補修工程：クラックへのシール補修で下地を整える

今回の工事では、まず屋根全体の点検を行い、ひび割れ（クラック）の発生箇所を確認しました。

クラックが多く見られたため、ゴム状のシール材を使い、しっかりと隙間を埋めていきました。
シール材を使うことで、クラック部分に柔軟な層を作り、雨水の浸入を防ぎます。

この作業は、塗装の下地を整え、後の塗膜の密着を高める重要な工程です。
手間をかけて行うことで、塗装の仕上がりや耐久性が一段と良くなります。

下塗り作業

補修作業が終わった後は、屋根全体に下塗り塗料を塗布しました。

屋根の下塗りは、塗装の密着性を高め、塗膜を長持ちさせるための重要な工程です。
下塗りには、シーラーやプライマー、フィラーなどの塗料が使われ、屋根材の種類や状態に応じて選ばれます。

まず、高圧洗浄で汚れをしっかり落とし、乾燥させた上で下塗りを均一に塗布します。
乾燥時間をきちんと守り、天候にも配慮しながら行うことで、上塗りが剥がれにくくなり、美しい仕上がりと防水性を保つことができます。下塗りがしっかりできていると、屋根は外部環境に強く、長持ちする塗装が完成します。

上塗り作業：超低汚染リファイン500Si-IRでの美しい仕上がり

下塗りが乾燥した後、いよいよ上塗り作業に移りました。

今回は、アステックペイント社の「超低汚染リファイン500Si-IR」を上塗り塗料として使用しました。

この塗料は、メーカー期待耐久年数が15年～18年と耐候性に優れた塗膜を形成するのが特徴です。
また、雨が降ると汚れを洗い流す効果もあり、屋根を長く美しい状態に保つことができます。

さらに、屋根表面で紫外線を反射する遮熱機能も備えており、劣化を抑えながら屋根材を保護します。

上塗りは2回行うことで、塗膜にしっかりと厚みを持たせ、色ムラが出ないよう丁寧に仕上げました。

1回目の上塗り後には乾燥時間を十分に取り、埃や塵が付かないように注意しながら作業を進めました。
2回目の上塗りでは、塗料の色がしっかりと発色し、光沢のある美しい仕上がりになりました。

仕上がりの様子と工事のまとめ

このようにして、築年数の経った洋瓦屋根がまるで新築のように美しくなり、防水効果も復活しました。

以前は苔や汚れが目立ち、防水力が失われていた屋根も、
今回の塗装工事でツヤが出て耐久性が向上し、雨漏りの心配がなくなりました。

お客様には、「ここまで綺麗に仕上がるとは思っていなかった」と嬉しいお言葉をいただき、
私たちも大変うれしく思います。

屋根は、お住まい全体を守る大切な部分ですので、
定期的なメンテナンスを行うことでより長く安心して暮らしていただけます。

これからも、お客様の大切なお住まいを守るサポートを続けてまいりますので、
屋根や外壁のメンテナンスについて気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談くださいね。

お悩み、ご相談は「街の屋根やさん明石・神戸店」まで