君津市中野にお住いのお客様は波板ポリカの破損でバタバタと音が鳴るようになってしまいお困りになっていたそうです。

　近くの修理業者を調べてみたところ、私達、街の屋根やさんを見つけお問い合わせをいただきました。

　強風で破損してしまった波板ポリカでした、母屋と倉庫の間に取り付けてもらっていた波板ポリカでしたが、以前交換したのが20年前ほどで、今まで破損していなかったそうですが、最近の強風で破損してバタバタと音が鳴ってしまいお困りになっていたそうです。

　以前交換してから約20年ほど経過しているようだとの事でしたが、波板ポリカも劣化してしまい硬化してしまっていたところに、強風で破損してしまった模様でした。

　まずは古い波板ポリカを解体してゆきます！

　今回庇の下地が木材で波板ポリカを固定している傘釘になっておりました、スクリュウー釘にはなっていますが、木材の劣化とともに釘ですと下からの風圧によりはがれることが多くあります、

　実際釘を抜く際に、力を入れず抜けてしまう釘も多数ありました。

　母屋と倉庫の間の庇でしたので、6尺波板ポリカ建材を購入しましたが、屋根の覆う寸法はもっと短かったので、すべて加工いたします。

　塩ビカッターを装着したグラインダーで一気に合わせた寸法を切り出してゆきます。

　今回下地の桟が木材でしたので釘ではなく、引っ張りに強い波板専用ビスを採用して剥がれないようにビス打ちいたします。

　波板ビスは32波専用になっており山型に支えが付いており、傘釘とは違い支え全体で固定しますので、強風が多く発生する場所や木材などの桟には多く使用いたします。

　専用フックはビスになっているので専用工具で取り付けてまいります。

　支えの下にはウレタンパッキンがクッション上に入っており、ビスを占めると圧着され上部ビス穴から雨水が入り込まない仕組みになっており、ばねの役割もありますので密着できるようになっております。

　今回使用した波板ポリカは住友ベークライト波板32山になります！

　住友ベークライトは、優れた耐衝撃性・透明性・耐寒、耐熱性・耐候性を兼ね備えたポリカーボネート樹脂製波板です。

　表面の特殊加工により紫外線をカットしてくれ110度からマイナス20度まで使用可能です。

　細かな加工は波板専用バサミを使用すれば、簡単に加工できますので、作業効率も非常に良い波板ポリカになっています、最近では量販店でも気軽に購入かができようになっている波板ポリカですが、住友ベークライト波板のような性能はなく、あくまでもＤＩＹ用として売られている安価なものもありますが、今後のことを考えるとしっかりとしたメーカー建材で交換工事をした方が、のちに不具合が出ることも少なくなると考えます。

　波板ポリカの交換工事では20枚の交換工事となりました、実際にかかる工事時間としては丸1日もかからず交換できました。

　工事費用としては税込み62,000円で交換工事を完成いたしました。

　波板の大きさでも価格が変動いたしますので、まずはご相談してください。

　お客様も倉庫内が明るくなり、今後バタバタすることもなくなりとても満足していただき、何より近隣さんに音の迷惑がしなくなりお悩みもなくなったとお喜び頂きました。