前回のブログでは、土浦市の和風平屋住宅で実施している軒天塗装メンテナンスの木材保護塗料「キシラデコール」を用いた下塗りの様子をお伝えいたしました。

今回は、下塗りの後に行った仕上げ塗装について、その施工の様子をご紹介したいと思います。

▼前回までのブログ
・土浦市の中古物件の平屋住宅で漆喰の黒ずみやひび割れ、瓦の剥がれ落ちを確認した屋根調査
・土浦市の屋根調査で棟瓦のラバーロックを確認、ガイドライン工法による取り直しが決定
・土浦市で平屋住宅の合板の軒天に劣化を確認、木部用塗料による塗装前の現地調査
・土浦市の平屋住宅で行うガイドライン工法による棟瓦取り直し工事の進め方を徹底解説
・土浦市で屋根の漆喰にダメージがある住宅の棟瓦取り直し工事、棟部の解体から
・土浦市にて野地板への強力棟の設置と取り外していた瓦の南蛮漆喰を用いた復旧の様子
・土浦市の棟瓦取り直し工事で強力棟への樹脂製垂木取り付けと南蛮漆喰の充填の様子
・土浦市で冠瓦の設置、漆喰の劣化があった平屋住宅の棟瓦取り直し工事の様子
・土浦市の平屋住宅にて棟瓦取り直し工事が完成、現場清掃の様子と仕上がり状況をご紹介
・土浦市にて色あせやカビが目立っていた平屋住宅で行う軒天塗装の進め方を徹底解説
・土浦市の和風平屋住宅にて合板の軒天塗装、塗装工程前に実施した養生と下地処理の様子
・土浦市の軒天塗装にて木部用浸透型塗料を用いて木目の美しさを活かした下塗りの施工

軒天塗装メンテナンスの仕上げ工程

今回、実施している合板の軒天への塗装メンテナンスは、下塗りまでが完了しています。

下塗り後には、適切な乾燥時間を設け、さらに上塗りを重ねていきます。

そして、上塗りには、下塗りと同様に木部用浸透型塗料の「キシラデコール」を使用します。

「キシラデコール」は、木目の美しさや質感を残しつつ、深く浸透して内部から木部を保護する木部用浸透型塗料になります。

木部に深刻なダメージを与えかねないカビや腐れ、虫などの発生を防ぐほか、50年以上もの実績を重ね、古くから定番として使用されてきた信頼性の高い木材保護塗料です。

それでは、下塗りが乾燥したことを確認し、木部用浸透型塗料「キシラデコール」を用いた上塗りの施工を行っていきましょう。

上塗りの施工状況です。

上塗りも、下塗りと同様に、外壁や鼻隠しとの取り合い部など、塗り残しが生じやすい箇所を先行し、その後、広い面を塗装していきます。

なお、「キシラデコール」を用いた木部塗装は、適切な下地処理を施した後、2回塗りで仕上げることが基本となります。

適切に重ね塗りを行うことで、期待する性能を発揮しますが、これが不十分だと、塗料が持つ保護効果は得られません。

上塗りの完了状況です。

「キシラデコール」は、塗り回数を重ねるほど濃い仕上がりとなるので、下塗りのときよりも濃い色調となっています。

また、浸透型塗料でもあることから、木目をそのまま残しつつ、自然素材の優しい風合いを感じさせる美しい仕上がりを実現できました。

軒天塗装を終えたら、これまで行ってきた屋根および軒天など、一連のメンテナンスの完成となります。

なお、次回のブログでは、メンテナンス完成後の出来栄えを現場調査時と比較しながらご紹介いたしますので、ぜひ引き続きご覧ください。

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