更新日：2017年07月19日

袖ケ浦市の冷凍庫を持つ工場のお客様からのご相談です。冷凍庫の横に設けられた手洗い器の水栓が凍結してしまい、使用不可能な状態になっています。「放置するのはもったいないので、移設したい」とのご希望です。

手洗い器は2つあり、ステンレスデッキと陶器のものでした。メーカーはTOTOで自動水栓付きですが、前述のように凍結して使えなくなっています。メーカーでは地域ごとに使用温度が決めていますが、はっきりとは明記されていません。寒冷地仕様ではあるのですが、さすがに冷凍庫には歯が立たちません。凍ってしまってはどうしようもないので、常温のである別の場所に移設するしかありません。

大規模な建物ですと給水の方法が一般家庭とは異なります。専門の水道業者に調べてもらわないと、後々の工事が進まないこともあります。現在は上水の給水圧がかなり高められており、より高い所まで送水することができます。これが少々古い建物ですと機械を使い、一旦屋上や最上階のタンクに貯水し、それから各場所へ送水するという方法を取っています。タンクに貯水された水は自由落下により給水されるので、水圧にバラつきが生じます。水道工事をする場合はいろいろと下調べをしておかないと、工事中の断水時間が伸びてしまうため、お客様にご迷惑をおかけしてしまいます。いろいろと段取りが必要なのは屋根工事も水道工事も同じです。

衛生設備はメーカーによってもボルトのネジから器具までオリジナルの物が多く、大きさが一緒でも違うメーカー同士では取り付け出来ない場合も多くあります。配管はほぼ全国一緒ですが、その先の給水器具は大きく異なるのです。お客様の手洗い器はLIXIL製品とTOTO製品でした。本職でなければ分からないノウハウもあるのです。安易に見積もりを出してくる業者ですと、実際に工事した際、取り付けが困難なため技術料などの追加料金を取られることもありますので、注意してください。

ご相談は0120-989-742にてお待ちしています。