更新日：2021年05月12日

今回、日本列島を横断した台風21号は各地に大きな災害をもたらしました。千葉県袖ケ浦市でも被害が多数報告されています。

大きな会社倉庫の持ち主様であるお客様は屋根の一部や外壁の一部が大きく破損した様子を見て愕然としたそうです。翌日、従業員の方から連絡を受け、被害の大きさに驚かれたそうです。

台風により思わぬ被害

外壁には窯業系サイディングが使用されていました。長年使用してきた倉庫ですが、今までの大きな災害にもびくともしなかったそうです。しかし、今回の台風により、外壁や屋根の一部が大きく破損してしまいました。倉庫には大切な商品などもあり、早急に対応しなくてはいけません。予報では2週連続で台風が来るということなので、とても心配されています。

風の力の凄さ

風の力というのは想像を超えてきます。止め金で鉄骨につながっている資材ですが、鋼板をも曲げてしまいました。太いボルトにより、かろうじて飛散は免れました。しかし、変形してしまったので直すことは出来ません。今回は一部だけの被害でしたが、風の通り道だったのか、同じ場所でも破損した場所としていない場所がありました。部分補修で修理可能ですが、板金は順番につなぎ合わせてあるため、一部の補修であっても、最終的には全て脱着することでしか直せないのです。

窯業系サイディングはセメントと樹脂の繊維を組み合わせることで強度を上げています。セメントやモルタル系は水分により脆くなりやすくなります。水分を排除するには表面上に塗膜を形成し、雨水を浸入させないことが重要です。かなり大きな工場でもあるためにメンテナンスをしていなく、脆くなったサイディングに大風が当たり、今回の破損に結び付いてしまわれました。

被害を受けてしまったにやるべき事

破損した場所は早急な修理が必要ですが、資材の注文や工事の段取りには少々、お時間がかかります。その間にもまた災害被害にあわれてしまう可能性もあり、このまま放置と言う事は出来ません。ブルーシートにより養生で応急処置をしておきます。台風22号、それてくれることを願います。

台風被害のご相談はフリーダイヤル0120-989-742にてお待ちしています。