更新日:2017年10月27日
台風の影響で横浜市保土ケ谷区の2階建て住宅で棟板金が外れてしまいました。一部は落下、一部は固定がされていないまま屋根の上に乗っている状態の様です。
落下の際に誰にも衝突しなかったのが不幸中の幸いと話されていましたが、問題はまだ屋根に残っている板金です。続いて台風が接近していると予報も出ていますので、吹き飛ばないように養生対策をしていきましょう。
雨漏りは起きていませんが、このままにしていては防水紙が傷み雨漏りの原因になってしまいます。
外れた棟板金は1本の釘でかろうじて止められている状態ですので、次の大風で間違いなく外れてしまうでしょう。
ビスで固定し直す場合もありますが、ここまで剥がれた状態でしたら一度撤去、ブルーシートで養生をし雨漏りを防ぎましょう。
棟板金下地の貫板は長年に渡って雨水を吸い込んでしまったのか、黒く変色し釘穴が拡大してしまっていました。恐らく釘に問題が無くとも固定の意味がなかったのではないかと考えられます。
強風による破損に関しては火災保険や共済の補償対象になりますが、もちろん棟板金(棟包み)と下地貫板の交換は補償対象ですのでしっかりと直していきましょう。
屋根には他にも気になる部分がありましたので同時に調査を行いました。5~6年程前に塗装メンテナンスをされたようですが、屋根には雨染み跡と塗膜の剥がれが確認できました。
築年数や屋根下地の劣化状態により塗膜の密着力や耐用年数も変わってしまいますが、早い段階で剥がれが見られる場合は下塗り不足や厚塗り施工が原因とも考えられます。
塗膜の剥がれは屋根材を傷める原因ですので、気づいた時点でしっかりと補修をしていきましょう。
今回は棟板金交換時に、貫板を樹脂製のものに取り換える事をご提案させて頂きます。
木材と比較すると耐水・耐普及性に優れ腐りにくく、長期的にお使いいただけるのが大きな特徴です。
火災保険や共済は「原状回復」が鉄則ですので、木材貫板を使用する分の施工費のみが補償されますが、少しの費用差額で棟板金の耐久力を高めることが可能ですので、ぜひ一度ご検討いただけたらと思います。
屋根の塗膜補修では既存塗膜の剥がれをしっかりと除去する必要がある為、高圧洗浄で確実に汚れ・塗膜をそぎ落とします。
下塗りから上塗りまでしっかりと施工する事で艶のある屋根に蘇らせることが出来ます。
保険での補修時、足場仮設をされた場合にはぜひ一緒に施工されてみては如何でしょうか?
今後は保険の申請後、補償金額決定の連絡を待ち、支払金額に合わせメンテナンス方法を検討し補修工事を進めていきたいと思います。
記事内に記載されている金額は2017年10月27日時点での費用となります。
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