袖ケ浦市｜バルコニードレインから漏水し下地が劣化してしまった
更新日：2017年08月17日
袖ケ浦市のお客様は、既存の防水はシート防水で、仕上がっていました。いざ防水工事に入った時に床の劣化が激しく防水工事が出来ない状態でした。
防水工事をする前に床を直さなくてはいけない状態になりました。劣化しているベニヤ部分は構造内部のベニヤです。バルコニーの水勾配用のベニヤでしたら、表面上の下地ベニヤを補修するだけで済んだのですが、構造内部のベニヤでしたので根太部分まで解体しなければいけませんでした。
シート防水とドレイン部分に小さな亀裂があったのでしょう。継ぎ目に当たる場所でしたので、経年劣化により漏水があり下地の劣化につながった模様です。シート防水は一度水分が入り込んでしまうと、逃げ道がなくなった水分で木質などは思っているよりも内部で劣化が進んでいます。表面には劣化状況の変化は、ほとんど現れないので、工事して初めてわかる事が多く注意が必要です。その他の工法ではウレタン防水やＦＲＰ工法などがありますが、どちらも不具合があると表面上の変化で不具合の箇所の確認が取れるので、下地が悪く治さなくてはいけない状況の前に補修工事で、治せることが多くなります。
根太の部分まで悪くなったベニヤを解体し新たな補強で床を直すことが出来ました。今回の防水工事では、ウレタンゴム系高伸長形防水で塗膜防水により補修工事いたします。塗膜防水はシート防水よりも安価にできますが、耐用年数は落ちます。しかし表面上の目視で塗替え時期が分かるので、次回は下地の補修工事はしなくて、塗膜を貼る工事で済むはずです。
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