袖ケ浦で瓦の隙間に鳥の巣発見
更新日：2016年11月30日
袖ケ浦市にお住まいのお客様から鳥の被害に悩んでいるとご相談を受けました。おそらく鳥の巣があるのではないでしょうか。実は鳥の巣、卵やヒナのいる状態だと撤去できません。これは「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」で定められています。雛が巣立ったこの時期でしか撤去できませんので、私たちも引き受けられないのです。
鳥の巣はたいがい高い所にあります。仮設足場を設置する大きな工事でもないので、梯子や脚立で工事いたしました。お客様の瓦には、ちゃんと軒先面戸が設置されていましたが、その隙間からでも雀の巣が作られていました。
雨樋の集水マスの上に雀の巣があり、巣の材料となった枯草などが流れ込んでおり、今にも塞がりそうです。綺麗に掃除して軒先メンドを設置いたしました。二階の集水マスのところでしたから、なかなか点検が出来ない場所です。巣を撤去した後、念には念をということで落ち葉除けネットも一部取り付けました。
瓦のほとんどは固定されておらず、隙間が空きますので致し方が無い部分もあります。全て漆喰等で塞いでしまえば良いと思いますが、塞いでしまうと今度は雨水等が浸入した時に逃げ場が無くなり、雨漏れの原因となります。通気が良いメッシュの金網などで隙間なく埋めるしか防ぐ方法は有りません。特にケラバなどは1㎝～5㎝開いてると狙われるので、注意が必要です。軒先やケラバ部分は釘等で瓦を固定していますので、安易に外そうとすると、破損の恐れがあるので無理はやめましょう。こうした状況を放っておくと、春の産卵時期になると悩まされることになります。長い年月で見ると、ゴミなどが蓄積して、雨樋の詰まり、雨漏れの原因となりますので、放っておくのは、絶対にやめましょう。
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