更新日：2017年03月16日

葛飾区のお客様より屋根カバー工法のご依頼をお受けいたしましたので、本日はその工事の様子をご紹介したいと思います。（屋根カバー工法の専用ページはこちら）
屋根カバー工法とは既存の屋根の上に新しい屋根を乗せる工法で、屋根重ね葺きとも言われます。今回のようにスレート屋根で、石綿（アスベスト）が使われている場合、処分するための費用が余計にかかることから屋根カバー工法を選択されるお客様が多いです。また、屋根が二重になることから、夏場の屋根からの熱気が屋内に伝わるのを防ぐといった利点もあります。なにより、屋根を葺き替えるよりも工期が短いため、工事にかかる費用も安くなります。
ここまでいうと、カバー工法はメリットばかりと思われますが、屋根の重量が増すことやカバー工法に向かない屋根（瓦屋根など）もあることも覚えておきましょう。
 

これから工事を行う屋根です（左写真）。見るからに屋根材が傷んでおり、苔の発生や塗膜の剥がれが目立っています。
屋根カバー工法に不要な棟板金や雪止め金具、役物などは撤去します（右写真）。

防水紙を設置します（左写真）。軒先から棟に向かって順番に重ねていくことで、水分が侵入しても屋内には入りにくくなります。また、屋根材に関しても同様に軒先から順番に設置していきます。
今回は新しく換気棟も設置します（右写真）。換気棟とは、小屋裏の熱気を逃がす通気口で、これにより夏場の屋内の温度上昇を防ぎます。また、湿気もここから逃げるので、結露防止にもなります。屋根カバー工法に合わせて換気棟を設置しておりますが、部分的に通常の棟を換気棟にするだけの工事も可能です。湿気によるカビ臭さなどが気になる場合は換気棟を設置で改善されることもありますので、検討してみるのも良いでしょう。

全ての工程が終わり屋根カバー工法は完了です。使用した屋根材は金属屋根材のエコグラーニです。ご覧のように一見すると金属屋根材には見えませんが、これは表面に石粒が施してあるからです。また、ジンカリウム鋼板なので、錆に強くメーカー保証も30年という抜群の耐久性を誇ります。
葛飾区で屋根カバー工法をご検討の方は、点検・お見積り無料の街の屋根やさんまでお気軽にご連絡ください。