更新日：2016年07月16日

関東地方南部には大雨洪水警報が出されましたね。まさにゲリラ豪雨といった感じで館山道を走っていると降っているところと降っていないところの差がハッキリとわかりました。本日はこのような天候だったため屋根工事は中止となってしまいましたが昨日までにおこなっていた船橋市のお客様の屋根カバー工法の様子をお伝えしたいと思います。屋根カバー工事に使用する屋根材はIG工業製のスーパーガルテクトというウレタンフォームをガルバリウム鋼板とアルミシートにサンドイッチした屋根材です。対局にある屋根材はニチハの横暖ルーフシリーズとなります。横暖シリーズにもいろいろなバリエーションがありますが比較的シンプルな模様をしているのが特徴的な屋根材です。対して今回のカバー工事に使用しているスーパーガルテクトは独特のちぢみ模様で光の反射でその表情を変えます。屋根カバーや葺き替え工事の際に大抵がこの二社の競合になるのですがサンプルをお見せするとガルテクト側を選ぶお客様がやや多いように感じます。そのスーパーガルテクトですが実はこの２０１６年３月１日より新しくリニューアルしております。一番の変更点はメーカーの保証期間が長くなったことです。今までは塗膜の保証が１０年であったものが１５年になりました。同様に赤錆に１５年、穴あきに２５年の保証が付いて参ります。もちろんメーカーの指定する条件と施工方法が基準とはなりますのでご注意ください。またよく勘違いされがちなのですがこの保証は施工店に対してのものとなります。お客様に直接では無い事と、施工終了後にメーカーであるIG工業へ保証書の発行手続きをおこなって初めて効力を発揮するものです。

長さは約３メートルの材料です。段ボール箱に梱包されてやって来ます。アイジールーフスパーガルテクトと書いてありますね。その横には超高耐久ガルバ、遮熱ポリエステル樹脂塗装とあります。金属屋根は夏場暑いといったイメージはいまや過去のものです。安心して使て下さい。

屋根には屋根材だけでなく役物と言われる金物類があります。写真に写っているのは改修用軒先型草と雪止金具です。

弊社のカバー工事ではおなじみの粘着式ルーフィング「タディスセルフ」です。片面が粘着質になっていて、さしずめ大きなシールの様です。これも慣れていないと張るのに苦労します。ルーフィングを敷設するにはまず屋根の出っ張っている部分であるコロニアル用雪止め金具、棟包みの板金を剥がしてしまいます。

軒先に言えるのは改修用唐草です。ルーフィングの敷設がおわるとこの唐草や棟の下地となる樹脂製タルキを施工していきます。屋根材の葺き方は必ず左側から葺いていきます。写真の様に引っ掛ける「メス」と言われる部分次の屋根材を引っ掛けて施工していきます。

棟の廻りは屋根材の一部の中身を廃棄して鋼板部分を立ち上げていきます。このような流れで屋根カバー工事は進んでいくのです。