港区で屋上の排水不良が雨漏りに?防水工事で解決!
更新日:2016年09月13日
港区三田の東京タワーや芝公園が近くにある、高層ビルが数多く立ち並ぶ一角に、店舗と住宅が一体となった3階建てのお住まいが今回の現場です。
以前に瓦屋根からガルバリウム鋼板へ葺き替え工事をご依頼くださったお客様から、ご近所さんであるK様をご紹介いただきました。私ども街の屋根やさんをご信頼いただき、他の方にご紹介していただけることは本当にありがたく、そうやっていただいた信頼以上の仕事をしたい!と意気込んでおります。
K様の店舗兼お住まいですが、屋上の排水がうまくいかずに、雨が降ると水が溜まってしまい排水に数日かかってしまうということでした。築年数が20年、屋上のメンテナンスは一度もしていないということからお客様自身も防水工事の必要性もお感じのようです。
写真を見ていただくとわかるように屋上の排水ドレン廻りにゴミが溜まっている状態のため、排水口が詰まってしまい、水が流れにくく屋上に水がたまってしまっています。水がスムーズに排水されないためやっと乾いた屋上表面には黒ずんだカビやコケが発生してしまっています。
ここで気にしなければいけないことは雨漏りです。屋上の排水がしっかりしていて水が流れていれば、防水シートが多少古くても、雨漏りになりにくいのですが、雨が降るたび雨水がたまってしまう状態ですと、どこから浸入してくるか分かりません。防水シートも劣化しやすく、痛んだ部分から水が浸入して雨漏りになる危険があります。
屋上はあまり人も出入りせず、汚したりすることもないので普段は気にすることもありませんが、雨風で枯れ葉や土埃などが堆積することによって排水口の詰まりの原因になったりすることもございます。意識して定期的に排水ドレン廻りを清掃する事で防水シートの劣化を防ぎ、雨漏りからの危険を減らすことができます。
今回はすでにここまで雨水が溜まってしまい、防水層が劣化していることからそのままでは雨漏りの危険あり、築年数が20年で一度も防水工事でのメンテナンスを行っていないことなどから防水工事のメンテナンス時期にきていることからも、一度、しっかりと防水工事を行う必要があります。早めの防水工事によるメンテナンスが屋上の劣化を最小限に防ぐことになります。K様からのご希望で防水工事と一緒に外壁塗装を行う、外回り全体のリフォームとしてご提案をさせていただくことになりました。今回の調査結果を社内にて打ち合わせ、最善の防水工事のご提案を致します。
屋上の防水工事について
屋上の防水工事には今回の調査対象のようなシート防水だけでなく、FRP防水やウレタン防水などがあります。昔は防水といえばシート防水が主流でしたが、現在ではFRPやウレタン防水などの防膜防水で施工を行うことが多いです。
防膜防水は主原料に液体を使って防水層を作るので、形状に左右されにくく施工しやすいのが特徴です。FRPの場合は更にガラス繊維を使うので形状にもなじみやすく、また硬化が早いので短い期間で施工できます。
左写真はFRP防水を行っているところで、工程としてはプライマーを塗布している様子です。その前に床に発生したクラックを丁寧に補修しており、プライマーを塗った後にガラスマットを敷いて、さらにポリエステル樹脂を塗りこんでいきます。
FRP防水はガラス樹脂を使っているので衝撃には強いのですが、紫外線で劣化しやすいのでトップコートで保護する必要があります。トップコートは2回の重ね塗りを行い、仕上がったものが右写真になります。ちょっと分かりにくいのですが、写真の右下にある床から突き出た筒は脱気筒です。これにより、防水層と下地の間に溜まった空気や湿気を逃がすので、それらがこもって膨れなどが発生しにくくなるのです。
※上記写真は別の建物で行った防水工事です。工事の様子は下記のリンクからご参照いただけます。
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文京区にてFRP防水工事でのアパート陸屋根補修完了
このように、ダメになってしまった屋上の防水も、しっかり工事を行えば元の防水性能を取り戻します。屋上からの漏水により屋内を濡らしてしまえば内装リフォームも必要になりますので、もし雨漏りが発覚した場合は速やかに専門業者に点検をお願いし、必要な工事を行うようにしましょう。なにより一番悪いのは放置しておくことです。雨漏りしている時間がながくなればなるほど建物へのダメージは大きくなります。建物を長持ちさせることもそうですが、なにより工事費用もそれだけかかりますので、早め早めの対応を心がけましょう。
記事内に記載されている金額は2016年09月13日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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