渋谷区｜屋根カバー工事でスレートから金属屋根へ
更新日：2014年12月17日
屋根のカバー工事を検討している、とお問い合わせのあったお宅です。
築２０年の建物で、屋根は初めてのメンテナンスです。スレート屋根と伺っていますので、築２０年で一度も手を掛けたことがないと、大分傷んでいる事が予想されます。下地の状態が気になる所ですので、早速調査してみましょう。
屋根は、アーバニーと言うスレート葺きです。
元々黒かった屋根材の塗膜が剥がれ落ちてグレーになっています。黄色く見えるのは、コケです。
差し棟のトタンは、今のところ錆びてはいない様ですが、反りが出ていてパカパカしている所も有ります。
所々欠けていました。
ご覧の通り、アーバニーはスリットが入っているので、ちょっとした事で非常に割れやすい材料です。ここも、割れて今にも落ちそうな状態です。反りが出ている事と、スリットが入っていることで割れやすい状態になってしまっています。
下地の野地板は問題が有りませんので、ご提案としてはカバー工事になります。棟と雪止めを撤去してから防水紙を敷き、その上に新しく金属製の屋根材を葺くのですが、アーバニーは凹凸が大きいので、ガルバリウム鋼板の横葺きなどをただ葺いただけですと、仕上がりが綺麗になりません。
今回は、ディーズルーフィング社のエコグラーニと言う製品をオススメ致します。ガルバリウム鋼板とほぼ同じ組成の、ジンカリウム鋼板に細かな石を吹きつけた屋根材です。軽くて耐久性も高く、メーカー保証が３０年付く材料で、屋根材自体に起伏が有り、ある程度の下地状態にも対応出来る材料です。
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