江東区|漆喰の代わりにセメントや石膏が使われている棟の問題
更新日:2017年05月24日
江東区で行った棟の点検をご紹介いたします。お問い合わせのきっかけは屋根の漆喰が剥がれているということで、問題の箇所の点検と工事のお見積りをご依頼いただきました。
漆喰は石材や瓦などの接着や目地への充填、または壁面への塗りなどに使用されますが、屋根においては棟を形成するために使われています。
棟の漆喰が剥がれると、そこからの雨水が入り込み雨漏りする可能性もありますので、発見したらただちに専門業者に点検と修理をお願いするようにしましょう。
左写真が調査対象の棟になります。見た感じでも分かる通り、漆喰が変色してだいぶ年数が経っていることが分かります。部分的には補修もしているようですが、よく見ると漆喰ではない素材もつかわれていることがわかりました。実は色々なお住まいで点検を行っていると、棟の漆喰が担う箇所にセメントや石膏を使っていることが稀に見られます。確かにセメントや石膏も、塗った後に固まり接着効果もありますが、棟で使われる漆喰とは用途が違い様々な問題があります。
まず漆喰には繊維質が含まれているので、それによって割れや剥がれが少ないことから屋根に使われています。しかしセメントではそうもいかず、比較的短期間で剥がれてしまったりするのです。もちろん石膏も同じ意味で長持ちしないため、本来は使うべきではありません。
実際に補修されている箇所には石膏が塗られておりますが、すでに剥がれて屋根の上に破片が落ちていました(右写真)
棟は中に粘土や土が詰められ、その上から熨斗瓦や冠瓦を設置しますが、土の部分を漆喰で塗り固めることで棟が形状を維持できるのです。この漆喰が剥がれると、写真のように中の土が出てきてしまい、放置すれば棟が崩れてしまうことになります。
■漆喰工事について
古くなった漆喰は定期的に交換する必要があります。瓦は数十年以上持つと言われていますが、漆喰は十数年で劣化が見られてきますので、そのタイミングで補修をしておきましょう。漆喰だけの交換は漆喰詰め直し工事といい、既存の漆喰を取り除き、新しい漆喰を詰める工事です。漆喰交換では済まないほど、棟自体が歪んでしまっているといった場合は、棟を作り直す棟取り直し工事が必要になります。(漆喰工事についての詳細はこちら)
今回のように漆喰の代わりに別の材を使って工事をしていると、短期間で不具合が発生する可能性が高いです。そうならないために、正しい施工を行ってくれる業者を択ぶようにしましょう。
記事内に記載されている金額は2017年05月24日時点での費用となります。
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