更新日:2017年10月11日
雨樋が壊れていないにも関わらず、雨水が溢れて出てきてしまう…そんな経験をしたことがある方はいませんか?
横浜市都筑区のS様から、雨樋が傾いているので補修をお願いします。とご相談を頂きました。ただ、破損する前から雨水が溢れるような現象が度々あり、元通りに戻しても改善しないのではないか?とご質問がありました。
雨樋の機能を活かしきれずにあふれることを「オーバーフロー」と言いますが、いくつかの原因が挙げられます。
【オーバーフローの原因】
①雨樋の歪み・曲がり
S様邸の状態です。経年劣化によって金具が腐食し、雨樋が外側に向いてしまっています。今の状態では少しの雨量でもすぐにあふれてしまう事でしょう。
雨樋自体に歪みが無くとも、支持金具が曲がっている・固定が弱い等の場合は同じように外側に傾いてしまいますので、交換が必要となります。
②落ち葉の詰まり
敷地内もしくは近隣に多くの木がある場合、落ち葉が雨樋に詰まる恐れがあります。すると、雨水が流れずオーバーフローを起こしてしまいます。
軒樋には異常がなくとも竪樋に詰まっているケースもありますので、水を流してみて確認すると良いでしょう。
また、何度清掃をしても立地の環境上、暫くすると詰まってしまうのが現状です。そんな時には落ち葉除けネットの取りつけは如何でしょうか?
確実にとはなかなか難しいですが、雨樋の落ち葉の溜まりを解消し清掃回数を減らすことが出来ます。
③屋根材の変更
3つ目の原因は、屋根材の変更です。例えば瓦屋根からスレート屋根に葺き替えた場合、屋根カバー工法をした場合の軒の出幅は変わります。
大きな変更がない限りはそのまま雨樋も使用できますが、必要に応じて雨樋の取り付け直しも必要となります。
オーバーフローは騒音の発生以外に、雨水が廻り軒天や破風板の腐食にも繋がります。このような事態にならないように早めに対処しておきましょう。
今回はポリカーボネート製の支持金具に変更し、流水量を多く確保できる角樋への変更を行いました。原状回復では改善できなかった!相談してよかったとS様にもお喜び頂けました。
屋根工事を行った後、風災の後、少しずつオーバーフローを多く見かけるようになった等、何か雨樋に異常を感じましたらお気軽に街の屋根やさんにご相談ください。
原因の究明と適切な解決策のご提案をさせて頂きます!
記事内に記載されている金額は2017年10月11日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。