更新日:2017年09月23日
横浜市神奈川区の台風被害の現場です。築16年、今までメンテナンスをしたことが無いという事で、棟板金が飛んでしまった時は「どうすればいいのだろう?」と補修の仕方も分からず、街の屋根やさんへご連絡を頂きました。
屋根は高く滑りやすい為、ご自身で確認されるのは大変危険です。必ず無理をせずに専門業者へお任せください。
今回風に煽られ釘の固定力が弱くなっていた棟板金が外れ落下してしまいました。棟板金の交換補修を行う事でまずは一安心なのですが、スレート屋根のメンテナンスもしていない為、後々雨漏りの原因にもなりかねません。
メンテナンス方法としては屋根塗装での塗り替えと、屋根材の傷み具合を見て屋根カバー工法・葺き替えのご提案をさせて頂きます。
屋根を見ると黒い染みが残っているのが確認できます。これは塗膜が劣化したことで屋根材が雨水を吸い込み耐久性を落としている証拠です。
塗り替えの目安としては10年ですがすでに経過している為、お客様も「塗装よりも安心できる施工」をご希望されていました。
そこで今回は、既存の屋根に新たな屋根材を被せる「屋根カバー工法」を行ってまいります。
屋根カバー工法はまず、棟板金と下地の貫板を取り外していきます。そして2次防水の防水紙(ルーフィング)の設置です。屋根の雨漏りを防ぐ役割をこなしているのは防水紙です。
屋根葺きと同じ工程を踏み、雨漏りを起こさない屋根に仕上げていきます。
カバー工法に使用されることが多いのは軽量な金属屋根材です。メーカーのカタログを見ても屋根材の種類が多く、「何が違うの?」と疑問に感じますよね。
まず見た目で分かる形状です。左写真は昔からトタンと呼ばれ親しまれてきた瓦棒です。縦葺き(屋根材が軒に向かって真っすぐの施工)の為、雨水の排出がスムーズで、緩い傾斜の屋根にピッタリです。
右写真は代表的なガルバリウム鋼板です。断熱材と一体化になっているもの、表面の塗装仕上げが特殊なものと様々な種類がありますので、費用と見た目でご検討いただけたらと思います。
ガルバリウム鋼板に自然石粒でコーティングした鋼板です。金属屋根材だからこそ不安に感じる雨音を石粒でカバーすることが出来ます。また屋根表面が露出していないことで錆びにくい・傷つけにくい等多くのメリットが存在します。
屋根工事を検討されるときに屋根材の種類の多さに迷われる方も多いですので、屋根の特徴・見た目と機能を考慮し選択ください。
こちらの住宅は棟板金の補修分費用を火災保険で適用し、自己負担を抑えて屋根工事をすることが出来ました。
記事内に記載されている金額は2017年09月23日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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