更新日:2017年09月29日
築25年目でメンテナンスを検討しお問い合わせを頂きました、市原市の現場です。「スレート屋根は25年位保つと聞いてそろそろメンテナンスを…」とお話を伺いました。
【スレート屋根って?】
スレート屋根材は軽量でカラーバリエーションが多く、様々な住宅に合わせやすいという事で、多くの住宅に使用されています。
セメントに繊維を混ぜて強度を上げた素材で、雨水を吸い込んで劣化しないように塗膜で表面保護がされています。
その為、塗装補修で劣化を防いでいく事が最も大事なメンテナンスになります。
全体がオレンジ色に見えていますよね?実はこのオレンジ色は苔やカビの付着によるものです。元々の色が分からないほど、塗装が傷み雨水を吸い込んでしまった為に苔の大量繁殖が起きている状態です。
新築時の屋根材の塗膜がいつまでも保つ訳ではありませんので、およそ10年ごとの塗装が必要になります。
この苔の繁殖を放置する事で、太陽光による乾燥と雨水の吸収の繰り返しで屋根材が傷んでしまいます。浮きや反りを起こすと割れやすくなり屋根本来の役割を果たせなくなるのです。
つまり、スレートの25年保つというのは、塗装等のメンテナンスをしっかりと行う事で、25年程度は安心してお使いいただけます。という事です。
もちろん立地や環境によっても多少前後は致しますが、年数を参考にメンテナンスをご検討いただければと思います。
ここまで傷んでしまうと、塗装も直ぐに剥がれてしまいます。今回は打ち合わせを行い屋根葺き替え工事で新たな屋根に取り替えていきます。
【屋根葺き替え工事にした理由】
スレート屋根の補修方法としては屋根カバー工法と葺き替え工事でお選びいただけます。
屋根カバーは既存の屋根材を剥がさずに重ね葺きを行っていきますが、葺き替え工事は屋根材を新たに葺き直すことを言います。
カバーの方が費用を抑えることが出来ますが、築25年で、実際雨漏りを起こしているのかもしれないという不安もあり、屋根の裏側まで確認ができる屋根葺き替え工事を行っていきます。
【屋根葺き替え工事】
まずは既存の屋根材の撤去です。屋根材の下に敷かれている黒いシートを防水紙と呼び、雨漏りを防いでいる最大の要です。
破れやたわみがあると雨漏りの原因にもなってしまいます。防水紙の寿命はおよそ15~20年ですので、状態確認をしておいて正解ですね。
葺き替え工事の際には野地板の劣化確認と必要に応じて補強を行いましょう。雨漏りを起こしている場合はカビが繁殖してしまいますので、張替をしてトラブルを未然に防ぎます。
その後、新たな防水紙と屋根材を葺いていきます。。
前回と同じくスレート屋根材での施工でした。施工前と全く違う色に驚きを隠せませんね。
更に屋根の軽量化を図りたい場合は金属屋根材の選択肢もございますので、ぜひお気軽に街の屋根やさんへご相談ください。
お客様も「今度こそは塗装メンテナンスで綺麗に保ちます!」と仰っていただけましたので、10年後の塗り替えメンテナンスが楽しみになりますね。
記事内に記載されている金額は2017年09月29日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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