更新日:2017年10月08日
中古物件を購入したが、メンテナンスされていなかった!
中古物件を購入するときに、気を付けなくてはいけないポイントが数箇所あります。まず売りに出す方と言うのはできるだけ付加価値を付けるため、まず初めに修理する所は水廻りなどが代表的で、実際原価もかかってしまう工事です。そして、一番手っ取り早く、安く綺麗に見せれるものはクロスなど壁紙です。原価が安く、目で見て印象がつけやすいためです。
お家の構造など大がかりの修理などはすることは少ないのです。何故かというと、目で見ることが出来ないからです。表面を化粧材で隠蔽できますし、致命的な問題がなければ、何も伝えなくても良いからです。例外で雨漏れなどは目視できるので修理していることは多いのですが、ほとんどが簡易的なものになっています。
屋根は下から状況を確認しずらいからメンテナンスされることも少なくなります。どんな状況だろうが、まず雨漏れしていなければ修理やメンテナンスをして売られていることは少ないでしょう。
お客様のお宅は、屋根全面にコケなどが付着していました。売られていた時もやはりメンテナンスされていなく、今回の点検までお客様もお気づきになってはいませんでした。雨漏れが今現在しておらず、売り主もそのような考えだったと思います。手間をかけず、少しでも高く売りたいということが推測できます。
屋根はお客様も確認が取れないため、状況を知らず購入してしまわれました。あとあと契約書を確認すると屋根と床下は免責されていたため、文句ひとつ言うことが出来ない状態でした。現在では綺麗に見せるための化粧材も充実しているため、見ても問題個所を探すことが、難しくなっています。
数か月生活して「おかしいなーこの床ブカブカしてきた」などのお声や「知らぬ間に天井に雨漏れの痕跡が」などのお声を聴くことが、多く向受けられます。
こんな屋根でも、生き返らせて見せます!
屋根の種類で耐用年数やメンテナンスをする時期などは、それぞれ異なります。スレート瓦は20~30年以上持つと言われています。ですが、実際は表面塗装のメンテナンスがあってこその耐用年数です。お客様が購入されたときは雨漏れこそないが、スレートの状態が良い状態とは言えませんでした。スレートは皮肉にも一昔前のものにはアスベストが入っていますので、現在の材質に比べると非常に丈夫です。セメントが主材なのには変わりがないのですが、アスベストが入っているため、割れや反りなどがでないため、今回のご提案では塗装仕上げによる工事を、お勧めいたしました。
高圧洗浄にて苔や藻を綺麗に落としてから屋根塗装に入ります。吹き付け塗装は塗料の粒子を細かくなるため、隅々にまで塗料が入り込みます。しかも、時間短縮にもなります。
スレート屋根材は屋根下地材に直接打ち付けるため、瓦と下地材が密接しており、屋根裏の温度が上がりやすく高温になります。真夏には目玉焼きが焼けるほどです。このような条件を少しでも緩和するために、現在の住宅では天井上に敷いてある断熱材みが昔の住宅よりも厚くなっております。当時はせいぜい55ミリくらいでしょう。現在ではほとんどが100ミリ~200ミリ程になっています。
天井は塞がっているので断熱材を後入れすることが難しいため、今回は遮熱塗料の日本ペイントのサーモアイを塗装しています。この塗料の優れている所は、下地塗り塗料にも遮熱性がありますので、仕上げ材とダブルで遮熱効果が期待できるところに利点があります。色は濃い色をしているクールナポリブラウンです。一見濃い色なので、熱を吸収してしまうと思ってしまいますが、通常の塗料とは違いますので、熱もこもりにくくなっています。
アスベスト含有のスレート屋根を塗装以外でリフォームするとなると、さまざまな対策をしなくてはなりません。ガルバリウム鋼板による屋根カバー工法はスレート瓦を撤去することなく、その上に重ね葺きをします。スレート瓦の処分費が必要無く、アスベストの飛散もありません。塗装に比べて金額は高いのですが、耐用年数があり、20年近く塗装などのメンテナンスをしなくてもよく、ランニングコストの軽減を期待できます。
ご相談は0120-989-742にてお待ちしています。
記事内に記載されている金額は2017年10月08日時点での費用となります。
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