更新日：2018年05月16日

本日ご紹介いたしますのは府中市で行った雨戸や霧除けの塗装です。今回の塗装対象となるのは金属製で、経年によって錆も浮いていますので塗装の前にケレンという作業が必要になってきます。

左写真がこれから塗装を行う雨戸です。見た感じでも分かるとおり色褪せしており、実際に手で触れてみるとチョーキング（白亜化）という塗料の粉化した状態であることが分かりました。チョーキングが発生しているということは塗料が劣化した証拠で、この状態になった塗膜は撥水効果も失われ、紫外線等からの保護機能も期待できません。放置すれば下地事態がダメになってしまうので早めに塗装を行う必要があります。この雨戸を塗装する上で、重要になってくるのが事前に行うケレンという作業です。右写真がケレンを行っている様子ですが、雨戸をよく見ると錆のようなものが浮いています。この状態のまま塗装を行っても塗料が下地に密着しにくいので、年数が経つと剥がれやひび割れなどを起こし易くなります。今回はマジックロンという研磨用たわしで錆だけでなく、古い塗膜などもしっかり落としておきます。

マジックロンを使ったケレンを行い、下地処理が完了した後塗装に入ります。塗装もただ塗ればよいわけではなく、塗料の有する機能を発揮させるために塗膜にある程度の厚みが必用になります。だからと言って一度に塗料をたっぷり使って塗装をしても、仕上がりが綺麗にならないばかりか、塗料が固まったときにひび割れしてしまいます。ですので、一度に厚く塗るのではなく、適量の塗料で数回に分けて重ね塗りをする必要があるのです。
右写真は塗装後です。艶も戻り光を眩しいほどに反射していますね！

　
霧除けも同様にマジックロンを使ってケレンを行い、それから塗装を行います。ちなみに霧除けとは言葉にあまりなじみがないかもしれませんが、窓などに雨や霧が入らないようにような庇を霧除けと呼んでいます。正式には霧除け庇で、霧除けは略称になります。

外壁塗装を行う場合、このような付帯部も一緒に塗装をすることがベストです。雨戸であれば後ほど塗装をしても足場は必用ないかもしれませんが、霧除け庇などはどうしても足場が必用になってきます。後ほど部分的な塗装をするだけのために足場を架設するよりも、外壁塗装工事で架設した足場を使ってまとめてメンテナンスしておけば費用的にも無駄がありません。街の屋根やさんでは必用な工事だけでなく、今後のメンテナンスのことも考えたご提案をいたしますので、これからお住まいのリフォームをお考えの方はお気軽にご相談ください。