更新日：2016年04月02日

市原市にお住まいのお客様より屋根リフォームを検討しているので、どのような工事が必要なのか一度見て欲しいとのご依頼をいただきました。新築で購入してから、今回が初めてのリフォームということで若干の不安もあるとおっしゃっておりましたが、弊社では点検時に撮影した写真や動画を一緒に見ていただき、丁寧にわかりやすい説明を心がけておりますのでご安心ください！　それでは早速点検スタートです。

今回の調査対象となるお住まいです（左写真）。お伺いした日が曇り空ということもありますが、全体的にくすんだ印象を受けます。
お問合せのきっかけである屋根の点検ですが、弊社では屋根に上り直接屋根材の状態や棟板金の釘の浮きなどを点検します。当然屋根に上るので長い梯子を持参してお伺いさせていただいております。
棟部分には換気棟が設置されていました（右写真）。換気棟とは屋内の空気を外に逃がすためのものです。特に夏場は屋内に熱気がこもってしまいますので、換気棟から熱気を逃がすことで部屋の温度を下げることができます。また、小屋裏に溜まりやすい湿気も換気棟から抜けていくのでお住まいにも優しいと言えます。
塗装をする場合、換気棟はどうなるのか疑問に感じるかもしれませんが、問題なく塗装できるのでご安心ください。

年数が経っているので屋根材表面の塗膜が剥がれて白っぽくなっています（左写真）。さらに近くで確認すると淵には苔も生えていました（右写真）。しかし、屋根材自体はまだまだ問題ありませんので、屋根塗装を行えば綺麗な状態に戻すことが可能です。屋根塗装に関しては専用ページがありますので、詳しくはそちらをご覧ください。屋根・外壁塗装工事
　

スレートなどの塗装を行う上で必須といえる部材がタスペーサーです。左写真のように、屋根材と屋根材の隙間にタスペーサーを差し込み、縁切りしてから屋根塗装を行うのです。今回の調査対象である屋根はスレート屋根ですので、当然タスペーサーを使った屋根塗装を行います。ちなみに縁切りを行わずに塗装をするとどうなるのか気になりますよね？　もし、縁切りをしないと屋根材が塗料で密着してしまい、毛細管現象で水分を屋内に引き込んでしまいます。屋根塗装をした後に雨漏りが始まったという方からお問合せをいただくことがあるので、いまだに縁切りをしないで塗装を行う業者もあるということです。塗ることは専門でも、屋根に関する知識がないとこのようなことになりかねません。街の屋根やさんは屋根専門ですので、屋根塗装を検討している方はお気軽にお問合せください。