市原市で強風被害に遭ったバルコニー屋根補修工事
更新日:2016年10月14日
市原市で強風被害に遭ったバルコニーの桟木の補修とポリカーボネートの張り替え工事を施工しました。桟木は経年劣化が進み、朽ちてきています。屋根にはポリカーボネートを使用していましたが、桟木の老朽化により、釘が抜けて飛んでしまわれたとのことでした。洗濯を干せなく困っている状態です。

桟木の所へ、これでもかというほど釘が打ち込まれていました。桟木の幅は30mm余りで、釘を打ちすぎると木の繊維に沿って割れてしまいます。木は伐採されても水分を吸収する性質を持っています。水分を吸収するとそれだけ膨張し、乾燥すると収縮しますので、繰り返すと割れがどんどんと拡がっていき、釘を固定する力も弱まってくるのです。

お客様が自らバルコニーの木部を塗装をしたようです。未塗装の木材を使うとちょっと不恰好になってしまうので、調色して塗装しました。この調色が結構、難しいのです。基本的に三原色、赤・青・黄に白と黒があれば全ての色が作れるはずなのですが、微妙なところが難しいのです。数滴を加えるだけで全然違う色に変化しますし、木部に塗った後に乾いた色を見て判断するので、時間もかかります。乾くと色が落ち着き、微妙に変わりますから、これまでの経験で合わせて行くしかありません。

塗装をした新しい木材を調整し合わせ、升目に組み上げました。これだけ大きくな屋根があれば、沢山の洗濯物が干せそうです。復旧作業は屋根を貼りまして、完了になりました。桟木も新しくしましたので、釘が抜ける事も当分なくなったはずです。ストレスなく、洗濯物が干せる事になりました。
記事内に記載されている金額は2016年10月14日時点での費用となります。
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